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小5算数2

倍数・約数と分数のたし算・ひき算

倍数と約数、通分・約分、分母がちがう分数のたし算・ひき算をまなびます。

倍数と公倍数

33 に整数を順にかけてできる数、3,6,9,12,15,3, 6, 9, 12, 15, \ldots33 の倍数といいます。3×1=33 \times 1 = 33×2=63 \times 2 = 63×3=93 \times 3 = 9 というように、九九の「3のだん」をどこまでもつづけていくイメージです。倍数は、いくらでも大きくなるので、数えきれないほどたくさんあります。

2233 のように、2つの数があるとき、どちらの倍数にもなっている数を公倍数(みんなに共通な倍数)といいます。たとえば 66 は、22 の倍数でもあり 33 の倍数でもあるので、2233 の公倍数です。公倍数のうち、いちばん小さいものを最小公倍数といいます。

だいじなこと(倍数・公倍数)

・ある数に 1,2,3,1, 2, 3, \ldots をかけてできる数を、その数の倍数といいます。

・2つの数に共通な倍数を公倍数、そのうちいちばん小さいものを最小公倍数といいます。

・公倍数は、最小公倍数の倍数になっています。

れい題 1(最小公倍数の見つけ方)

4466 の最小公倍数を見つけましょう。また、公倍数を小さい順に3つ書きましょう。

解き方

44 の倍数と 66 の倍数を、それぞれ小さい順に書き出します。

44 の倍数 … 4,8,12,16,20,24,4, 8, 12, 16, 20, 24, \ldots

66 の倍数 … 6,12,18,24,6, 12, 18, 24, \ldots

両方に出てくる数(公倍数)は 12,24,12, 24, \ldots です。いちばん小さいのは 1212 なので、最小公倍数は 1212 です。

公倍数は最小公倍数 1212 の倍数なので、小さい順に 12,24,3612, 24, 36 となります。

最小公倍数をはやく見つけるコツは、大きいほうの数の倍数だけを書き出して、それが小さいほうの数の倍数になっているかを順に調べることです。4466 なら、66 の倍数 6,12,6, 12, \ldots を順に見て、「6644 でわり切れない、121244 でわり切れる」となるので、1212 が最小公倍数だとすぐに分かります。

約数と公約数

1212 を、あまりが出ないようにわり切ることができる整数、1,2,3,4,6,121, 2, 3, 4, 6, 12 を、1212 の約数といいます。たとえば 1212 個のあめを 33 人で分けると、12÷3=412 \div 3 = 4 で1人 44 個ずつ、ぴったり分けられます。だから 331212 の約数です。

約数をもれなく見つけるコツは、かけ算で「ペア」をつくることです。1212 なら、1×121 \times 122×62 \times 63×43 \times 4 という3つのペアが見つかるので、約数は 1,2,3,4,6,121, 2, 3, 4, 6, 12 の6個です。小さいほうから順にペアの相手を書いていけば、見落としがなくなります。

だいじなこと(約数・公約数)

・ある数をわり切ることができる整数を、その数の約数といいます。

・2つの数に共通な約数を公約数、そのうちいちばん大きいものを最大公約数といいます。

・公約数は、最大公約数の約数になっています。

れい題 2(最大公約数の見つけ方)

18182424 の最大公約数を見つけましょう。

解き方

それぞれの約数を、ペアづくりで書き出します。

1818 の約数 … 1,2,3,6,9,181, 2, 3, 6, 9, 18(1×181 \times 182×92 \times 93×63 \times 6)

2424 の約数 … 1,2,3,4,6,8,12,241, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 24(1×241 \times 242×122 \times 123×83 \times 84×64 \times 6)

両方に共通な約数(公約数)は 1,2,3,61, 2, 3, 6 です。いちばん大きいのは 66 なので、最大公約数は 66 です。

倍数は「かけて大きくしていく」、約数は「わり切れるかを調べる」と覚えましょう。倍数はいくらでもありますが、約数はその数以下しかないので、数は決まっています。

等しい分数と約分・通分

12\frac{1}{2}24\frac{2}{4} は、見た目はちがいますが、大きさは同じです。1本のようかんを半分にした1切れと、4等分した2切れ分は、同じ量だからです。このように、分母(下の数)と分子(上の数)に同じ数をかけても、同じ数でわっても、分数の大きさは変わりません。

だいじなこと(約分と通分)

・分母と分子を、それらの公約数でわって、分母の小さい分数にすることを約分といいます。ふつうは最大公約数でわって、それ以上われない形まで直します。

・分母がちがう分数を、大きさを変えずに分母のそろった分数に直すことを通分といいます。分母は、もとの分母の最小公倍数にそろえます。

れい題 3(約分)

812\frac{8}{12} を約分しましょう。

解き方

分母 1212 と分子 88 の最大公約数は 44 です。分母と分子を 44 でわると

812=8÷412÷4=23\frac{8}{12} = \frac{8 \div 4}{12 \div 4} = \frac{2}{3}

2233 の公約数は 11 だけなので、これ以上は約分できません。答えは 23\frac{2}{3} です。

れい題 4(通分して大きさくらべ)

34\frac{3}{4}56\frac{5}{6} では、どちらが大きいでしょうか。

解き方

分母がちがうままでは、くらべられません。4466 の最小公倍数は 1212 なので、分母を 1212 にそろえます(通分)。

34=3×34×3=912,56=5×26×2=1012\frac{3}{4} = \frac{3 \times 3}{4 \times 3} = \frac{9}{12}, \quad \frac{5}{6} = \frac{5 \times 2}{6 \times 2} = \frac{10}{12}

912\frac{9}{12}1012\frac{10}{12} をくらべると、分子が大きい 1012\frac{10}{12} のほうが大きいので、56\frac{5}{6} のほうが大きいです。

通分するときに、分母どうしをただかけ算して 4×6=244 \times 6 = 24 にそろえることもできますが、最小公倍数の 1212 にそろえたほうが数が小さくなり、あとの計算やまちがい直しがぐっと楽になります。

分母がちがう分数のたし算・ひき算

12+13\frac{1}{2} + \frac{1}{3} のように分母がちがう分数は、そのままではたせません。12\frac{1}{2} は「2等分した1つ分」、13\frac{1}{3} は「3等分した1つ分」で、1つ分の大きさがちがうからです。そこで、まず通分して分母をそろえ、それから分子どうしを計算します。

計算の手順

1. 分母の最小公倍数を見つけて、通分する

2. 分子どうしをたす(ひく)。分母はそのまま

3. 答えが約分できるときは、必ず約分する

4. 分子が分母より大きい仮分数は、帯分数に直すと大きさが分かりやすい

れい題 5(分母がちがうたし算)

16+38\frac{1}{6} + \frac{3}{8} を計算しましょう。

解き方

6688 の最小公倍数は 2424 なので、分母を 2424 に通分します。

16+38=424+924=1324\frac{1}{6} + \frac{3}{8} = \frac{4}{24} + \frac{9}{24} = \frac{13}{24}

13132424 の公約数は 11 だけなので、これ以上約分できません。答えは 1324\frac{13}{24} です。

れい題 6(帯分数のたし算)

156+2121\frac{5}{6} + 2\frac{1}{2} を計算しましょう。

解き方

帯分数は「整数の部分」と「分数の部分」に分けて計算すると楽です。まず分数の部分を通分します。6622 の最小公倍数は 66 なので

156+212=156+2361\frac{5}{6} + 2\frac{1}{2} = 1\frac{5}{6} + 2\frac{3}{6}

整数どうし、分数どうしをたすと、1+2=31 + 2 = 356+36=86\frac{5}{6} + \frac{3}{6} = \frac{8}{6} になります。86\frac{8}{6}1261\frac{2}{6} なので、整数にくり上げて

386=426=4133\frac{8}{6} = 4\frac{2}{6} = 4\frac{1}{3}

最後に 26\frac{2}{6} を約分するのをわすれないようにしましょう。答えは 4134\frac{1}{3} です。

ひき算で分数の部分がひけないときは、整数から 11 をくり下げます。たとえば 3141233\frac{1}{4} - 1\frac{2}{3} は、通分すると 331218123\frac{3}{12} - 1\frac{8}{12} となり、312\frac{3}{12} から 812\frac{8}{12} はひけません。そこで 33123\frac{3}{12}215122\frac{15}{12} と直してから

215121812=17122\frac{15}{12} - 1\frac{8}{12} = 1\frac{7}{12}

と計算します。帯分数を仮分数(13453=39122012=1912=1712\frac{13}{4} - \frac{5}{3} = \frac{39}{12} - \frac{20}{12} = \frac{19}{12} = 1\frac{7}{12})に直して計算する方法もあり、答えは同じになります。

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