小数×小数
1mのねだんが80円のリボンを2.3m買うと、代金はいくらになるでしょうか。長さが2mなら 、3mなら です。だから2.3mのときも、同じように というかけ算の式に表せます。
このように、かける数が小数になっても、「1つ分の大きさ × いくつ分」という考え方は変わりません。では、小数のかけ算はどうやって計算すればよいのでしょうか。
ポイントは、小数を整数(せいすう)になおして計算することです。たとえば では、2.3を10倍して23にすると、整数のかけ算 ができます。かける数を10倍したので、答えは10でわってもとにもどします。
代金は184円です。「10倍して計算したら、答えを10でわってもどす」というのが小数のかけ算の考え方です。
積の最後が0になるときは注意が必要です。たとえば は、 で、小数点の右のけたは 2けた + 1けた = 3けた なので、右から3けたのところに小数点をうって0.100。最後の0を消して、答えは0.1です。小数点をうってから0を消す、という順番をまちがえないようにしましょう。
小数÷小数
こんどは、2.4mで216円のリボンの、1mのねだんを考えます。1mあたりのねだんは「代金 ÷ 長さ」で求められるので、式は です。わる数が小数のわり算は、どう計算すればよいでしょうか。
ここで使うのが、わり算の大切な性質です。わられる数とわる数の両方に同じ数をかけても、商(わり算の答え)は変わりません。たとえば で、両方を10倍した も答えは3のままです。
あまりのあるわり算と、商をがい数で求める計算
「2.5Lのジュースを0.7Lずつコップに分けると、何ばい分できて何Lあまるか」のように、商を整数で求めてあまりを出す場合があります。このとき、いちばんまちがえやすいのがあまりの小数点の位置です。
小数のわり算では、いつまで計算してもわり切れないことがあります。そんなときは、商をがい数(およその数)で求めます。「上から2けたのがい数で求めましょう」といわれたら、上から3けた目を四捨五入(ししゃごにゅう)します。
小数の計算の文章題
文章題では、まず「ことばの式」を作るのがコツです。たとえば買い物の場面なら
1mあたりのねだん × 長さ = 代金
という関係があります。代金を求めたいならかけ算、1mあたりのねだんを求めたいなら「代金 ÷ 長さ」のわり算になります。数が小数になっても、この関係はまったく同じです。
「何倍(なんばい)」も、小数で表すことがあります。たとえば「赤いテープ3.6mは、白いテープ2.4mの何倍か」を求めるときは、くらべる量をもとにする量でわります。
赤いテープは白いテープの1.5倍です。倍が1.5のような小数になっても、「何倍かを求めるにはわり算」という考え方は変わりません。