平均 ― ならして考える
ジュースの量が日によってちがうとき、「だいたい1日にどれくらい飲んだのかな?」と考えることがありますね。いくつかの数や量を、大きさが同じになるように「ならした」大きさを平均(へいきん)といいます。
多いところから少ないところへ水を移して、みんな同じ高さにするイメージです。計算では、まず全部を合わせて(合計)、それを個数で等分します。
公式を逆向きに使うと、平均から合計を求めることもできます。「平均 = 合計 個数」なのだから、合計は「平均 個数」で計算できます。
注意してほしいのは、 があるときです。たとえば「月曜は本を ページ読んだ」という日も、日数には入れて計算します。 の日を勝手にのぞくと、平均が正しく出ません。
単位量あたりの大きさ ― こみぐあいをくらべる
面積も人数もちがう2まいのシートの「こみぐあい」は、そのままではくらべられません。そこで、「1㎡あたり何人いるか」のように、どちらかを1にそろえてくらべます。このような大きさを、単位量あたりの大きさといいます。「単位量あたり」とは、「1つ分あたり」という意味です。
国や町のこみぐあいを表すときは、1 k㎡(平方キロメートル)あたりの人口を使います。これを人口密度(じんこうみつど)といいます。
人口密度 = 人口 面積(k㎡)
単位量あたりの考えは、いろいろな場面で使えます。たとえば m で g のはり金なら、1m あたりの重さは で g。ねだんでも、「1個あたり何円」「1m あたり何円」を出せば、どちらが安いかくらべられます。
速さ ― 時速・分速・秒速
速さも、単位量あたりの大きさの仲間です。「1時間あたりに進む道のり」「1分あたりに進む道のり」のように、時間を1にそろえて表したものが速さです。同じ時間で長い道のりを進むほど、速いといえます。
時速・分速・秒速は、たがいに書きかえられます。しくみは時間の関係と同じです。
1時間 = 分 なので、1時間に進む道のりは、1分に進む道のりの 倍です。だから、時速を でわると分速になります。同じように、1分 = 秒 なので、分速を でわると秒速になります。逆に、秒速に をかけると分速、分速に をかけると時速になります。
道のりと時間の求め方
速さの公式「速さ = 道のり 時間」を変形すると、道のりや時間も求められます。
「分速 m で 分歩く」なら、1分あたり m 進むことが 回分あるので、道のりは で求められます。かけ算になる理由は、平均から合計を求めたときと同じ「1つ分 いくつ分」の考えです。
文章題でいちばん多いまちがいは、単位のずれです。速さが「分速 ○ m」なのに時間が「○ 時間」のままだったり、道のりが km と m でばらばらだったりすると、正しい答えは出ません。計算の前に、速さ・道のり・時間の単位がそろっているかを必ず確かめましょう。