分数×整数、分数÷整数
まず、分数に整数をかける計算からはじめましょう。
は「 が 2 こ」という意味でしたね。 は、 が 2 こ入ったふくろを 3 ふくろ分あつめることなので、 が こ。つまり になります。分母(下の数)はそのままで、分子(上の数)だけに整数をかければよいのです。
わり算のほうも、絵をイメージするとわかります。 は、 を 3 等分することです。1 を 5 等分したテープの 4 こ分を、さらに 3 等分すると、1 つ分は「1 を 等分したものが 4 こ」になります。だから分母だけを 3 倍して です。
分数×分数
次は、分数どうしのかけ算です。たとえば「1 dL で m² ぬれるペンキが dL あるとき、ぬれる面積は?」という場面は、式で書くと になります。
1 辺が 1 m の正方形の紙を思いうかべてください。たてを 3 等分、横を 5 等分すると、紙は この小さな長方形に分かれます。 は、そのうち「たて 2 こ分、横 4 こ分」の こ分なので、答えは です。
帯分数(たいぶんすう。 のように整数と分数が合わさった数)のかけ算は、まず仮分数(かぶんすう。分子が分母より大きい分数)に直してから計算します。
分数÷分数
いよいよ分数のわり算です。結論から言うと、わる数の逆数をかければ計算できます。
でも、なぜ「ひっくり返してかける」のでしょうか。理由を考えてみましょう。
わり算には、「わられる数とわる数の両方に同じ数をかけても、答えは変わらない」という性質があります。たとえば で、両方を 10 倍した も 3 です。
この性質を使って、わる数を 1 に変えてしまいます。 で、両方に の逆数 をかけると
1 でわっても数は変わらないので、「 でわる」ことは「 をかける」ことと同じになるのです。
分数と小数のまじった計算・文章題
分数と小数がまじった計算は、小数を分数に直すとどんな数でも計算できます。
小数第一位までの小数は分母を 10 に、小数第二位までの小数は分母を 100 にして、約分すれば分数になります。
分数の計算は、文章題でも大活やくします。とくに「何倍か」を求める問題と、面積を求める問題を練習しましょう。
「何倍」を求めるときは、整数のときと同じで、くらべる量 ÷ もとにする量 の式を立てます。答えが分数になってもかまいません。