小6算数 データの調べ方と場合の数
答えと解説
答えが合っていても、解説を読んで「なぜそう解くのか」まで確認すると力がつきます。 解説を読んでもわからないときは、AIに質問してみましょう。
6年2組の10人の50m走の記録は、つぎのとおりでした(単位は秒)。
8.5、9.2、8.8、9.6、8.3、9.0、9.4、8.7、9.9、9.1
(1) 9.0秒以上9.5秒未満の人は何人いますか。
(2) 9.0秒未満の人は何人いますか。
答え
(1) 4人
(2) 4人
解説
記録を1つずつ、区間に分けて数えます。「以上」はその数をふくみ、「未満」はふくまないことに注意しましょう。
・8.0秒以上8.5秒未満 … 8.3 の1人
・8.5秒以上9.0秒未満 … 8.5、8.8、8.7 の3人
・9.0秒以上9.5秒未満 … 9.2、9.0、9.4、9.1 の4人
・9.5秒以上10.0秒未満 … 9.6、9.9 の2人
合計は 1 + 3 + 4 + 2 = 10 で、ちゃんと10人になっています。
(1) 9.0秒以上9.5秒未満は 4人です。9.0 はこの区間に入り、9.5 は入らないことに気をつけましょう。
(2) 9.0秒未満は、8.0秒以上8.5秒未満の1人と、8.5秒以上9.0秒未満の3人をあわせて、1 + 3 = 4 で 4人です。9.0秒ちょうどの人は「9.0秒未満」には入りません。ここがいちばんまちがえやすいポイントです。
ゆうとさんは、5日間で本を 12ページ、15ページ、9ページ、14ページ、10ページ読みました。1日に平均何ページ読んだことになりますか。
答え
12ページ
解説
平均値は、「合計 ÷ 個数」で求めます。
まず5日間の合計を求めます。
これを日数の5でわって
答えは 1日平均 12ページです。
たし算のとちゅうで計算ミスをしやすいので、12 + 15 = 27、27 + 9 = 36、36 + 14 = 50、50 + 10 = 60 のように、じゅんに確かめながらたしましょう。
9人の子どもが、先月読んだ本の冊数(さっすう)は、つぎのとおりでした(単位は冊)。
2、5、3、8、4、1、6、3、7
このデータの中央値を求めましょう。
答え
4冊
解説
中央値は、データを小さいじゅんにならべたとき、真ん中にくる値です。
まず小さいじゅんにならべます。
1、2、3、3、4、5、6、7、8
データは9個(奇数・きすう)なので、真ん中は5番めです。前から数えても後ろから数えても5番めになる値、つまり前後に4個ずつある値が真ん中です。
1、2、3、3 の4個のつぎ、5番めは 4 です。よって中央値は 4冊です。
ならべかえる前のじゅん番のまま「真ん中」を選んでしまうのが、いちばん多いまちがいです。かならず小さいじゅんにならべかえてから数えましょう。
10人のくつのサイズを調べたら、つぎのとおりでした(単位はcm)。
22、23、22、24、23、23、25、22、23、24
このデータの最頻値を求めましょう。
答え
23cm
解説
最頻値は、いちばん多く出てくる値です。それぞれのサイズが何人いるか、正の字などを使って数えます。
・22cm … 3人
・23cm … 4人
・24cm … 2人
・25cm … 1人
合計は 3 + 4 + 2 + 1 = 10 で、10人ぴったりです。
いちばん人数が多いのは4人いる 23cm なので、最頻値は 23cm です。
最頻値は「いちばん多く出てくる値そのもの(23cm)」であって、「その個数(4人)」ではありません。答えるものをまちがえないようにしましょう。
1、2、3 の3枚のカードを全部使って、3けたの整数をつくります。
(1) できる整数をすべて書き出しましょう。
(2) 全部で何通りありますか。
答え
(1) 123、132、213、231、312、321
(2) 6通り
解説
(1) 百の位を決めてから、じゅんに書き出します。
・百の位が1 … 123、132
・百の位が2 … 213、231
・百の位が3 … 312、321
小さいじゅんに整理して書くと、落ちや重なりを防げます。
(2) 書き出した整数を数えると6個です。計算でも確かめられます。百の位の選び方は3通り、十の位は残りの2枚から2通り、一の位は残りの1枚で1通りなので
答えは 6通りです。書き出した数と計算の結果が合っていることを、いつも確かめるようにしましょう。
A、B、C、D の4チームでバスケットボールの試合をします。どのチームとも1回ずつ試合をするとき、試合は全部で何試合になりますか。
答え
6試合
解説
「AとBの試合」と「BとAの試合」は同じ1試合なので、これは組み合わせの問題です。重なりが出ないように、じゅんによく書き出します。
・Aの試合 … A対B、A対C、A対D の3試合
・Bの試合(Aとの試合はもう数えた) … B対C、B対D の2試合
・Cの試合(A、Bとの試合はもう数えた) … C対D の1試合
答えは 6試合です。
計算で求めることもできます。じゅん番を考えると 4×3=12 通りですが、同じ組が2回ずつ数えられているので、12÷2=6 で6試合です。A対BとB対Aを別々に数えて「12試合」と答えてしまうのが、よくあるまちがいです。
10人がゲームをして、得点はつぎのとおりでした(単位は点)。
3、7、5、9、4、6、8、5、10、5
このデータの平均値、中央値、最頻値をそれぞれ求めましょう。
答え
平均値 6.2点、中央値 5.5点、最頻値 5点
解説
まず、データを小さいじゅんにならべておくと、あとの計算がしやすくなります。
3、4、5、5、5、6、7、8、9、10
【平均値】 合計を求めます。3 + 4 + 5 + 5 + 5 + 6 + 7 + 8 + 9 + 10 = 62。これを10でわって
平均値は 6.2点です。
【中央値】 データは10個(偶数)なので、真ん中の2つ、5番めと6番めの平均をとります。小さいじゅんで5番めは 5、6番めは 6 なので
中央値は 5.5点です。
【最頻値】 それぞれの値の個数は、3点・4点・6点・7点・8点・9点・10点が1人ずつ、5点が3人です。いちばん多いのは 5点なので、最頻値は 5点です。
このデータのように、平均値・中央値・最頻値は、同じデータでもそれぞれちがう値になることがあります。偶数個のときの中央値は「真ん中の2つの平均」ということを、わすれないようにしましょう。
0、1、2、3 の4枚のカードの中から2枚を使って、2けたの整数をつくります。全部で何通りできますか。
答え
9通り
解説
十の位からじゅんに決めます。ここで注意! 十の位に 0 を使うと「03」のようになり、2けたの整数にはなりません。だから十の位に 0 は使えません。
・十の位の選び方 … 1、2、3 の3通り(0はダメ)
・一の位の選び方 … 残りの3枚から選ぶので3通り(0も使える)
答えは 9通りです。
書き出して確かめると、10、12、13、20、21、23、30、31、32 の9個で、ぴったり合います。
4×3=12 通りと答えてしまうのが、いちばん多いまちがいです。0のカードがあるときは、「いちばん上の位に0は使えない」ことをまっ先に考えましょう。
A、B、C、D の4人のグループがあります。
(1) この中から、委員長と副委員長を1人ずつ選びます。選び方は全部で何通りありますか。
(2) この中から、代表を2人選びます。選び方は全部で何通りありますか。
答え
(1) 12通り
(2) 6通り
解説
(1) 委員長と副委員長は役わりがちがうので、「委員長A・副委員長B」と「委員長B・副委員長A」はちがう選び方です。つまり、じゅん番を考えるならべ方の問題です。
委員長の選び方は4通り。委員長を決めると、副委員長は残りの3人から選ぶので3通り。
答えは 12通りです。
(2) 代表2人には役わりのちがいがないので、「AとB」と「BとA」は同じ選び方です。つまり組み合わせの問題です。書き出すと、AとB、AとC、AとD、BとC、BとD、CとD の 6通りです。
計算でも求められます。(1)の12通りでは、同じ2人の組が2回ずつ数えられているので
で、やはり6通りです。同じ「2人を選ぶ」でも、役わりがあるかないかで答えが変わる、というのがこの問題のポイントです。
6年3組の10人の通学時間を調べたら、つぎのとおりでした(単位は分)。
5、12、8、20、15、7、18、10、25、14
(1) 10分以上20分未満の人は何人いますか。
(2) 通学時間が20分未満の人は、10人全体の何%ですか。
答え
(1) 5人
(2) 80%
解説
まず、度数分布表に整理します。
・0分以上10分未満 … 5、8、7 の3人
・10分以上20分未満 … 12、15、18、10、14 の5人
・20分以上30分未満 … 20、25 の2人
合計は 3 + 5 + 2 = 10 で、10人ぴったりです。
(1) 10分以上20分未満は 5人です。10分ちょうどの人はこの区間に入り、20分ちょうどの人は入らないことに注意しましょう。
(2) 20分未満の人は、3 + 5 = 8 で8人です。全体10人をもとにした割合(わりあい)は
百分率(ひゃくぶんりつ)になおすと、0.8 は 80% です。
答えは 80%。20分ちょうどの人(20の記録の人)を「20分未満」に入れてしまうと 90% になってしまいます。「未満」はその数をふくまない、をしっかり思い出しましょう。
0、1、2、3 の4枚のカードの中から3枚を使って、3けたの整数をつくります。
(1) 整数は全部で何通りできますか。
(2) そのうち、偶数(ぐうすう)は何通りありますか。
答え
(1) 18通り
(2) 10通り
解説
(1) 百の位からじゅんに決めます。百の位に 0 は使えないので、百の位は 1、2、3 の3通り。十の位は、残った3枚ならどれでもよい(0も使える)ので3通り。一の位は残った2枚から2通りです。
答えは 18通りです。
(2) 偶数は、一の位が 0 か 2 の数です。一の位で場合分けして数えます。
【一の位が0のとき】 百の位は 1、2、3 の3通り、十の位は残った2枚から2通りなので、3×2=6 で6通り。書き出すと 120、130、210、230、310、320 です。
【一の位が2のとき】 百の位は 0 が使えないので、1 と 3 の2通り。十の位は残った2枚から2通り(ここでは0も使えます)。2×2=4 で4通り。書き出すと 102、132、302、312 です。
あわせて
答えは 10通りです。
一の位が0のときと2のときで、百の位の選び方の数がちがう(0が使えるかどうかが変わる)ところが、この問題のむずかしいポイントです。まとめて 3×2×2=12 などとせず、ていねいに場合分けしましょう。
10人が漢字テスト(10点満点)を受けたところ、10人の平均値はちょうど 6.5点でした。そのうち9人の点数はつぎのとおりです(単位は点)。
5、7、6、8、4、9、6、7、5
(1) 残り1人の点数は何点ですか。
(2) 10人全員の点数の中央値を求めましょう。
答え
(1) 8点
(2) 6.5点
解説
(1) 平均値から、10人の合計点がわかります。「平均 × 個数 = 合計」なので
10人の合計は65点です。つぎに、わかっている9人の合計を求めます。
残り1人の点数は、全体の合計から9人の合計をひいて
答えは 8点です。確かめ: 57 + 8 = 65、65 ÷ 10 = 6.5 で、たしかに平均6.5点になります。
(2) 10人全員の点数(8点をふくむ)を小さいじゅんにならべます。
4、5、5、6、6、7、7、8、8、9
データは10個(偶数)なので、中央値は5番めと6番めの平均です。5番めは 6、6番めは 7 なので
答えは 6.5点です。
「平均がわかっているときは、まず合計にもどす」のがコツです。また、(2)では(1)で求めた8点を入れわすれて9個のまま中央値を出さないよう、注意しましょう。