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小5算数4

図形の角・面積・体積

三角形と四角形の角、三角形・平行四辺形などの面積、直方体の体積をまなびます。

図形の角

三角形には角が3つあります。この3つの角の大きさを全部たすと、どんな三角形でも、いつも同じ大きさになります。

紙で三角形を作って、3つの角の部分をちぎって、1か所にすき間なくならべてみましょう。3つの角がぴったりくっついて、まっすぐな線(一直線)になります。一直線の角の大きさは180°(180度)なので、三角形の3つの角の和はいつも180°だと分かります。

三角形の角の和

三角形の3つの角の大きさの和は、どんな形の三角形でも、いつも180°です。

れい題 1

三角形の2つの角の大きさが65°と45°のとき、のこりの1つの角の大きさは何度ですか。

解き方

三角形の3つの角の和は180°です。だから、のこりの角は、180°から分かっている2つの角をひけば求められます。

180(65+45)=180110=70180 - (65 + 45) = 180 - 110 = 70

答えは 70° です。

四角形の角はどうでしょうか。四角形に対角線(向かい合ったちょう点を結ぶ直線)を1本ひくと、四角形は2つの三角形に分かれます。三角形1つ分の角の和は180°なので、四角形の4つの角の和は 180° × 2 = 360° になります。

五角形なら、1つのちょう点から対角線をひくと三角形3つに分けられるので、角の和は 180° × 3 = 540°。六角形なら三角形4つ分で 180° × 4 = 720° です。「三角形がいくつ分か」を考えれば、どんな多角形でも角の和が求められます。

多角形の角の和

多角形は、1つのちょう点からひいた対角線で三角形に分けられます。三角形の数は「ちょう点の数 − 2」になります。

四角形 … 三角形2つ分 → 180×2=360180 \times 2 = 360 で 360°
五角形 … 三角形3つ分 → 180×3=540180 \times 3 = 540 で 540°
六角形 … 三角形4つ分 → 180×4=720180 \times 4 = 720 で 720°

れい題 2

四角形の3つの角の大きさが90°、85°、110°のとき、のこりの1つの角の大きさは何度ですか。

解き方

四角形の4つの角の和は360°です。だから、のこりの角は

360(90+85+110)=360285=75360 - (90 + 85 + 110) = 360 - 285 = 75

答えは 75° です。

平行四辺形と三角形の面積

4年生では、長方形の面積を「たて × 横」で求めることをまなびました。5年生では、平行四辺形や三角形など、いろいろな形の面積を求めます。

新しい公式をただ覚えるのではなく、「形を変えて、面積の求め方を知っている形(長方形)にする」という考え方がとても大事です。

まず平行四辺形です。平行四辺形のはしを、高さにそってまっすぐに切り取ると、直角三角形が1つできます。この直角三角形を反対がわに移すと、平行四辺形はぴったり長方形に変わります。切って移しただけなので、面積は変わりません。

できた長方形のたては平行四辺形の「高さ」、横は「底辺(そこの辺)」と同じ長さです。だから、平行四辺形の面積は「底辺 × 高さ」で求められます。

平行四辺形の面積の公式

平行四辺形の面積 = 底辺 × 高さ

「高さ」は、底辺と直角に交わる方向にはかった長さです。ななめの辺の長さではないことに気をつけましょう。

次に三角形です。同じ三角形をもう1つ用意して、180°回してくっつけると、ぴったり平行四辺形ができます。つまり、三角形の面積は平行四辺形の面積の半分です。

だから、三角形の面積は「底辺 × 高さ ÷ 2」で求められます。「÷ 2」は「同じ三角形2つで平行四辺形を作ったから、半分にもどす」という意味です。

三角形の面積の公式

三角形の面積 = 底辺 × 高さ ÷ 2

三角形2つで平行四辺形が作れるので、平行四辺形の面積(底辺 × 高さ)を2でわります。

れい題 3

(1) 底辺7cm、高さ5cmの平行四辺形の面積を求めましょう。
(2) 底辺10cm、高さ6cmの三角形の面積を求めましょう。

解き方

(1) 平行四辺形の面積 = 底辺 × 高さ なので

7×5=357 \times 5 = 35

答えは 35cm235 \, \mathrm{cm^2}(平方センチメートル)です。

(2) 三角形の面積 = 底辺 × 高さ ÷ 2 なので

10×6÷2=60÷2=3010 \times 6 \div 2 = 60 \div 2 = 30

答えは 30cm230 \, \mathrm{cm^2} です。三角形では「÷ 2」をわすれないようにしましょう。

台形とひし形の面積

台形(平行な辺が1組ある四角形)の面積も、「形を変える」考え方で求められます。平行な2つの辺のうち、上の辺を「上底(じょうてい)」、下の辺を「下底(かてい)」といいます。

同じ台形をもう1つ用意して、180°回してとなりにくっつけると、大きな平行四辺形ができます。この平行四辺形の底辺は「上底 + 下底」、高さは台形の高さと同じです。台形はその半分なので、面積は「(上底 + 下底) × 高さ ÷ 2」になります。

台形の面積の公式

台形の面積 = (上底 + 下底) × 高さ ÷ 2

台形2つで平行四辺形が作れるから、最後に2でわります。

ひし形(4つの辺の長さがみんな等しい四角形)は、2本の対角線が直角に交わります。ひし形のまわりに、対角線と同じたて・横の長さの長方形をかいてみましょう。ひし形の面積は、ちょうどこの長方形の半分になっています(長方形の中の、ひし形の外がわの部分を折り返すと、ひし形にぴったり重なります)。

だから、ひし形の面積は「対角線 × 対角線 ÷ 2」で求められます。

ひし形の面積の公式

ひし形の面積 = 対角線 × 対角線 ÷ 2

ひし形は、2本の対角線をたて・横とする長方形の半分の大きさです。

れい題 4

(1) 上底5cm、下底9cm、高さ6cmの台形の面積を求めましょう。
(2) 対角線の長さが10cmと6cmのひし形の面積を求めましょう。

解き方

(1) 台形の面積 = (上底 + 下底) × 高さ ÷ 2 なので

(5+9)×6÷2=14×6÷2=84÷2=42(5 + 9) \times 6 \div 2 = 14 \times 6 \div 2 = 84 \div 2 = 42

答えは 42cm242 \, \mathrm{cm^2} です。

(2) ひし形の面積 = 対角線 × 対角線 ÷ 2 なので

10×6÷2=60÷2=3010 \times 6 \div 2 = 60 \div 2 = 30

答えは 30cm230 \, \mathrm{cm^2} です。

直方体と立方体の体積

もののかさ(大きさ)のことを「体積」といいます。体積は、1辺が1cmの立方体(サイコロの形)が「いくつ分あるか」で表します。この立方体1つ分の体積を 1cm³(1立方センチメートル)といいます。

直方体(ティッシュの箱のような形)の体積を考えましょう。たて4cm、横5cm、高さ3cmの直方体には、1cm³ の立方体が、1だんめに たて4こ × 横5こ = 20こ ならびます。それが高さの方向に3だん重なるので、全部で 20 × 3 = 60こ。つまり体積は 60cm³ です。

直方体・立方体の体積の公式

直方体の体積 = たて × 横 × 高さ

立方体の体積 = 1辺 × 1辺 × 1辺

1cm³ の立方体が「1だんに何こ × 何だん」あるかを数えているのと同じです。

れい題 5

たて3cm、横8cm、高さ5cmの直方体の体積を求めましょう。

解き方

直方体の体積 = たて × 横 × 高さ なので

3×8×5=24×5=1203 \times 8 \times 5 = 24 \times 5 = 120

答えは 120cm3120 \, \mathrm{cm^3}(立方センチメートル)です。

プールや部屋のような大きなものの体積には、1辺が1mの立方体をもとにした m³(立方メートル)という単位を使います。

1mは100cmなので、1辺が1mの立方体には、1cm³ の立方体が たて100 × 横100 × 高さ100 ならびます。

100×100×100=1000000100 \times 100 \times 100 = 1000000

つまり、1m3=1000000cm31 \, \mathrm{m^3} = 1000000 \, \mathrm{cm^3}(100万cm³)です。

かいだんの形のような複雑な形の体積は、公式がそのままでは使えません。そんなときは、

・いくつかの直方体に分けて、それぞれの体積をたす
・大きな直方体から、へこんだ部分の体積をひく

という2つのくふうができます。どちらで計算しても、答えは同じになります。面積のときと同じで、「知っている形にして考える」のがコツです。

複雑な形の体積

複雑な形は、直方体に「分けてたす」か、大きな直方体から「ひく」かして求めます。どちらの方法でも答えは同じになるので、両方で計算すると検算(答えの確かめ)にもなります。

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