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小6算数3

比例と反比例

ともなって変わる2つの量、比例・反比例の式と表・グラフをまなびます。

比例とはどんな関係?

1本60円のえんぴつを買うことを考えます。買う本数が1本、2本、3本…とふえると、代金も60円、120円、180円…とふえていきますね。このように、一方の量が変わると、もう一方の量もいっしょに変わるとき、この2つを「ともなって変わる2つの量」といいます。

ともなって変わる2つの量の中でも、とくに大切なのが「比例(ひれい)」という関係です。買う本数を xx(エックス)本、代金を yy(ワイ)円とすると、xx が2倍、3倍…になると、yy も2倍、3倍…になります。このような関係を、「yyxx に比例する」といいます。

比例のきまり

yyxx に比例するとき、次のことが成り立ちます。

1. xx が2倍、3倍…になると、yy も2倍、3倍…になる
2. y÷xy \div x の答えは、いつも同じ数(きまった数)になる
3. 式で表すと

y=きまった数×xy = きまった数 \times x

※ 式の中の「きまった数」は、y÷xy \div x で求められます。

「きまった数」は、xx11 のときの yy の値と同じです。えんぴつの例では、1本のときの代金60円がきまった数なので、式は

y=60×xy = 60 \times x

となります。この式が1つ分かれば、何本買っても代金がすぐに計算できるのが、比例のべんりなところです。

れい題 1

1mの重さが80gのはり金があります。はり金の長さを xx m、重さを yy gとします。
(1) yyxx の式で表しましょう。
(2) 長さが5mのときの重さを求めましょう。

解き方

(1) 長さが2倍、3倍…になると、重さも2倍、3倍…になるので、yyxx に比例します。きまった数は、x=1x = 1 のときの yy の値なので 8080 です。よって

y=80×xy = 80 \times x

(2) 式の xx55 をあてはめます。

y=80×5=400y = 80 \times 5 = 400

答え 400g

長さが1mから5mへ5倍になったので、重さも 80×580 \times 5 で5倍になる、と考えることもできます。

比例のグラフと表のよみ方

比例の関係をグラフに表してみましょう。横のじくに xx、たてのじくに yy をとって、表の xxyy の組を点でうっていきます。すると、点はまっすぐにならびます。

比例のグラフのとくちょう

比例のグラフは、

1. 0の点(横のじくとたてのじくが交わる点)を通る
2. まっすぐな直線になる

の2つがとくちょうです。ぎゃくに、0の点を通る直線のグラフなら、その2つの量は比例しているといえます。

グラフから式を作ることもできます。グラフが通っている点を1つ読みとり、y÷xy \div x を計算すれば、きまった数が分かります。たとえばグラフが「xx22 のとき yy1010」の点を通っていれば、きまった数は 10÷2=510 \div 2 = 5 なので、式は y=5×xy = 5 \times x です。

表から比例かどうかを見分けるときも、考え方は同じです。表のどの列でも y÷xy \div x が同じ数になっていれば、比例しています。

れい題 2

次の表は、水そうに水を入れた時間 xx 分と、たまった水の量 yy Lの関係です。

xx(分): 1、2、3、4
yy(L): 2、4、6、8

(1) yyxx に比例していますか。
(2) 水の量が18Lになるのは、何分後ですか。

解き方

(1) y÷xy \div x を計算してたしかめます。

2÷1=2,4÷2=2,6÷3=2,8÷4=22 \div 1 = 2, \quad 4 \div 2 = 2, \quad 6 \div 3 = 2, \quad 8 \div 4 = 2

どれも 22 で同じなので、yyxx に比例しています。式は y=2×xy = 2 \times x です。

(2) y=2×xy = 2 \times xyy1818 をあてはめると、18=2×x18 = 2 \times x です。xx を求めるにはわり算を使って

x=18÷2=9x = 18 \div 2 = 9

答え 9分後

比例の式から xx を求めるときは、「yy をきまった数でわる」とおぼえておきましょう。

反比例とはどんな関係?

今度は、面積が 1212 cm² と決まっている長方形を考えます。たての長さを xx cm、横の長さを yy cmとすると、

xx(cm): 1、2、3、4、6
yy(cm): 12、6、4、3、2

のようになります。xx が2倍、3倍…になると、yy12\frac{1}{2}(2分の1)、13\frac{1}{3}(3分の1)…になっていますね。このような関係を、「yyxx に反比例(はんぴれい)する」といいます。

反比例のきまり

yyxx に反比例するとき、次のことが成り立ちます。

1. xx が2倍、3倍…になると、yy12\frac{1}{2}13\frac{1}{3}…になる
2. x×yx \times y の答えは、いつも同じ数(きまった数)になる
3. 式で表すと

y=きまった数÷xy = きまった数 \div x

※ 式の中の「きまった数」は、x×yx \times y で求められます。

長方形の例では、たて×横=面積なので、x×yx \times y はいつも 1212 です。だから式は y=12÷xy = 12 \div x となります。

反比例のグラフは、比例とちがって直線にはなりません。点をたくさんうってなめらかに結ぶと、曲がった線(曲線)になります。また、0の点は通りません。xx が大きくなるほど yy は小さくなりますが、00 にはならないからです。

れい題 3

yyxx に反比例していて、x=3x = 3 のとき y=8y = 8 です。
(1) yyxx の式で表しましょう。
(2) x=6x = 6 のときの yy の値を求めましょう。

解き方

(1) 反比例では x×yx \times y がきまった数なので

3×8=243 \times 8 = 24

きまった数は 2424 です。よって

y=24÷xy = 24 \div x

(2) 式の xx66 をあてはめます。

y=24÷6=4y = 24 \div 6 = 4

答え y=4y = 4

xx33 から 66 へ2倍になったので、yy88 の半分の 44 になる、とたしかめることもできます。

比例と反比例をつかって

比例の考えを使うと、全部を数えたりはかったりしなくても、およその量やちょうどの量を求めることができます。

たとえば、くぎがたくさん入った箱があるとします。1本ずつ数えるのは大変ですが、くぎの本数と重さは比例するので、「少しの本数の重さ」をはかれば、全体の重さから本数を計算で求められます。

れい題 4

同じくぎがたくさんあります。10本の重さをはかったら30gでした。くぎ全部の重さは240gです。くぎは全部で何本ありますか。

解き方

くぎの本数と重さは比例します。まず、1本の重さを求めましょう。

30÷10=330 \div 10 = 3

1本の重さは3gです。本数を xx 本、重さを yy gとすると、y=3×xy = 3 \times x という式になります。全部の重さ240gを yy にあてはめて

x=240÷3=80x = 240 \div 3 = 80

答え 80本

たしかめ: 3×80=2403 \times 80 = 240 (g)で、ぴったり合いますね。

反比例は、「全体の量が決まっているとき」によく出てきます。たとえば、決まった道のりを進むときの「速さと時間」、決まった量の水を入れるときの「1分に入れる量とかかる時間」などです。

どちらの量をかけ合わせると全体の量(きまった数)になるかに注目すると、式が作りやすくなります。

比例か反比例かの見分け方

y÷xy \div x がいつも同じ数 → 比例(y=きまった数×xy = きまった数 \times x)

x×yx \times y がいつも同じ数 → 反比例(y=きまった数÷xy = きまった数 \div x)

まよったら、表を作って y÷xy \div xx×yx \times y の両方を計算してみましょう。

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