比例とはどんな関係?
1本60円のえんぴつを買うことを考えます。買う本数が1本、2本、3本…とふえると、代金も60円、120円、180円…とふえていきますね。このように、一方の量が変わると、もう一方の量もいっしょに変わるとき、この2つを「ともなって変わる2つの量」といいます。
ともなって変わる2つの量の中でも、とくに大切なのが「比例(ひれい)」という関係です。買う本数を (エックス)本、代金を (ワイ)円とすると、 が2倍、3倍…になると、 も2倍、3倍…になります。このような関係を、「 は に比例する」といいます。
「きまった数」は、 が のときの の値と同じです。えんぴつの例では、1本のときの代金60円がきまった数なので、式は
となります。この式が1つ分かれば、何本買っても代金がすぐに計算できるのが、比例のべんりなところです。
比例のグラフと表のよみ方
比例の関係をグラフに表してみましょう。横のじくに 、たてのじくに をとって、表の と の組を点でうっていきます。すると、点はまっすぐにならびます。
グラフから式を作ることもできます。グラフが通っている点を1つ読みとり、 を計算すれば、きまった数が分かります。たとえばグラフが「 が のとき が 」の点を通っていれば、きまった数は なので、式は です。
表から比例かどうかを見分けるときも、考え方は同じです。表のどの列でも が同じ数になっていれば、比例しています。
反比例とはどんな関係?
今度は、面積が cm² と決まっている長方形を考えます。たての長さを cm、横の長さを cmとすると、
(cm): 1、2、3、4、6
(cm): 12、6、4、3、2
のようになります。 が2倍、3倍…になると、 は (2分の1)、(3分の1)…になっていますね。このような関係を、「 は に反比例(はんぴれい)する」といいます。
長方形の例では、たて×横=面積なので、 はいつも です。だから式は となります。
反比例のグラフは、比例とちがって直線にはなりません。点をたくさんうってなめらかに結ぶと、曲がった線(曲線)になります。また、0の点は通りません。 が大きくなるほど は小さくなりますが、 にはならないからです。
比例と反比例をつかって
比例の考えを使うと、全部を数えたりはかったりしなくても、およその量やちょうどの量を求めることができます。
たとえば、くぎがたくさん入った箱があるとします。1本ずつ数えるのは大変ですが、くぎの本数と重さは比例するので、「少しの本数の重さ」をはかれば、全体の重さから本数を計算で求められます。
反比例は、「全体の量が決まっているとき」によく出てきます。たとえば、決まった道のりを進むときの「速さと時間」、決まった量の水を入れるときの「1分に入れる量とかかる時間」などです。
どちらの量をかけ合わせると全体の量(きまった数)になるかに注目すると、式が作りやすくなります。