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小6算数2

文字と式・比

xやyを使った式の表し方と、比の意味・等しい比・比の利用をまなびます。

文字と式

これまで、わからない数を □ や △ で表してきましたね。6年生では、□ や △ のかわりに、xx(エックス)や yy(ワイ)という文字を使います。

たとえば、1本 60 円のえんぴつを xx 本買うときの代金は、

60×x60 \times x

という式で表せます。xx に 1、2、3、… とどんな数をあてはめても、この1つの式で代金がわかります。文字を使うと、いろいろな場合をまとめて1つの式に書けるのです。

文字を使った式

わからない数や、いろいろに変わる数は、xxyy などの文字で表せます。

1本 60 円のえんぴつ xx 本の代金を yy 円とすると

60×x=y60 \times x = y

xx の値(あたい)が決まると、yy の値も決まります。

れい題 1(xにあてはまる数)

1本 60 円のえんぴつを xx 本買ったら、代金は 300 円でした。xx にあてはまる数を求めましょう。

解き方

式に表すと

60×x=30060 \times x = 300

「60 に xx をかけると 300」だから、xx はかけ算の反対のわり算で求められます。

x=300÷60=5x = 300 \div 60 = 5

答えは 5(本)です。たしかめに 60×5=30060 \times 5 = 300 で、ぴったり合います。

xx にあてはまる数は、計算の反対(逆算)で求めます。たし算の反対はひき算、かけ算の反対はわり算です。

たとえば x+35=80x + 35 = 80 なら、x=8035=45x = 80 - 35 = 45 です。たしかめに 45+35=8045 + 35 = 80 となり、合っていることが確認できます。答えを出したら、もとの式にあてはめてたしかめる習慣をつけましょう。

比の意味と表し方

ドレッシングを作るとき、「酢(す)を 2 はい、サラダ油を 3 ばい」のように、2つの量の割合(わりあい)を組にして表すことがあります。

このような割合を「2:32:3」と書き、「2 対(たい)3」と読みます。これを 比(ひ)といいます。

比と比の値

2つの量 aabb の割合を a:ba:b と表します。

前の数を後ろの数でわった商(あまりを出さずに分数で表したもの)を、比の値(ひのあたい)といいます。a:ba:b の比の値は

a÷b=aba \div b = \frac{a}{b}

です。

れい題 2(比の値)

6:86:8 の比の値を求めましょう。

解き方

比の値は、前の数を後ろの数でわって求めます。

6÷8=68=346 \div 8 = \frac{6}{8} = \frac{3}{4}

答えは 34\dfrac{3}{4} です。約分できるときは、いちばん簡単な分数まで約分します。

比の値が等しいとき、2つの比は「等しい」といいます。たとえば 6:86:8 の比の値は 34\dfrac{3}{4}3:43:4 の比の値も 34\dfrac{3}{4} なので、

6:8=3:46:8 = 3:4

と書けます。見た目の数字がちがっても、割合が同じなら同じ比なのです。

等しい比と比を簡単にする方法

等しい比のせいしつ

比の両方の数に同じ数をかけても、両方の数を同じ数でわっても、比は等しいままです。

2:3=(2×4):(3×4)=8:122:3 = (2 \times 4):(3 \times 4) = 8:12
8:12=(8÷4):(12÷4)=2:38:12 = (8 \div 4):(12 \div 4) = 2:3

このせいしつを使って、比をできるだけ小さい整数の組に直すことを「比を簡単にする」といいます。

れい題 3(比を簡単にする)

24:3624:36 を簡単にしましょう。

解き方

24 と 36 の両方をわれる、できるだけ大きい数(最大公約数)を探します。24 と 36 は、どちらも 12 でわれます。

24:36=(24÷12):(36÷12)=2:324:36 = (24 \div 12):(36 \div 12) = 2:3

答えは 2:32:3 です。もし 12 が思いつかなくても、まず 2 でわって 12:1812:18、また 2 でわって 6:96:9、さらに 3 でわって 2:32:3 と、少しずつわっていっても同じ答えになります。

小数の比は、10 倍や 100 倍して整数の比に直してから簡単にします。

0.6:1.5=6:15=2:50.6:1.5 = 6:15 = 2:5

分数の比は、分母の最小公倍数を両方にかけて整数の比に直します。

34:23=(34×12):(23×12)=9:8\frac{3}{4}:\frac{2}{3} = \left(\frac{3}{4} \times 12\right):\left(\frac{2}{3} \times 12\right) = 9:8

れい題 4(等しい比のxを求める)

2:5=6:x2:5 = 6:xxx にあてはまる数を求めましょう。

解き方

前の数どうしをくらべると、2266 になっているので、6÷2=36 \div 2 = 3 で 3 倍です。等しい比では、後ろの数も同じ 3 倍になります。

x=5×3=15x = 5 \times 3 = 15

答えは 15 です。たしかめに 2:52:56:156:15 の比の値を出すと、どちらも 25\dfrac{2}{5} で等しくなっています。

比の利用

比は、「全体を決まった割合で分ける」ときに大活躍します。

たとえばリボンを 3:53:5 に分けるとき、全体を 3+5=83 + 5 = 8 つ分と考えます。全体を 8 等分して、その 3 つ分と 5 つ分に分ければよいのです。「1 つ分がいくらか」をまず求めるのがコツです。

れい題 5(全体を比に分ける)

120 cm のリボンを、姉と妹で長さの比が 3:53:5 になるように分けます。それぞれ何 cm になりますか。

解き方

全体は 3+5=83 + 5 = 8 つ分です。1 つ分の長さは

120÷8=15120 \div 8 = 15

で 15 cm。だから

姉の分は 15×3=4515 \times 3 = 45 で 45 cm

妹の分は 15×5=7515 \times 5 = 75 で 75 cm

たしかめに 45+75=12045 + 75 = 120 で、全体とぴったり合います。

比は、地図や設計図にも使われています。実際(じっさい)の長さを縮めて(ちぢめて)かいた図を縮図(しゅくず)といい、縮めた割合を縮尺(しゅくしゃく)といいます。

たとえば縮尺が 1:10001:1000 の図では、図の上の 1 cm が、実際の 1000 cm(= 10 m)を表します。図の上で 5 cm なら、実際は

5×1000=50005 \times 1000 = 5000

で 5000 cm、つまり 50 m です。

縮尺(しゅくしゃく)

縮尺 1:10001:1000 とは、「図の上の長さ : 実際の長さ =1:1000= 1:1000」ということです。

実際の長さ = 図の上の長さ × 縮尺の数

図の上の長さ = 実際の長さ ÷ 縮尺の数

cm を m に直すときは 100 でわることをわすれずに。

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