数学I 数と式
答えと解説
答えが合っていても、解説を読んで「なぜそう解くのか」まで確認すると力がつきます。 解説を読んでもわからないときは、AIに質問してみましょう。
次の式を展開せよ。
(1) (x+3)(x−5)
(2) (3x−2)2
答え
(1) x2−2x−15
(2) 9x2−12x+4
解説
(1) (x+a)(x+b)=x2+(a+b)x+ab の公式を使います。a=3、b=−5 なので、a+b=−2、ab=−15。よって
(2) (a−b)2=a2−2ab+b2 の公式で、a=3x、b=2 とすると
公式を「形」で覚えるだけでなく、a と b に何を当てはめたかを毎回意識すると符号ミスが減ります。
次の式を因数分解せよ。
(1) x2−7x+12
(2) 4x2−25
答え
(1) (x−3)(x−4)
(2) (2x+5)(2x−5)
解説
(1) 掛けて 12、足して −7 になる2数を探します。掛けて正・足して負なので両方とも負の数。(−3)×(−4)=12、(−3)+(−4)=−7 なので
(2) 4x2=(2x)2、25=52 なので、a2−b2=(a+b)(a−b) の公式が使えます。
5−32 の分母を有理化せよ。
答え
5+3
解説
分母が 5−3 なので、分母分子に 5+3 を掛けます。
分母は和と差の積の公式で (5)2−(3)2=5−3=2 となるので
分母と分子の 2 が約分できるところまで確認して答えましょう。
不等式 3x−7≤5x+3 を解け。
答え
x≥−5
解説
x の項を左辺に、定数項を右辺に集めます。
両辺を −2 で割ります。負の数で割るので不等号の向きが逆になることに注意して
「負の数で割ったら不等号の向きが変わる」は1次不等式で最も多いミスです。最後に x=0 など適当な値を元の不等式に入れて検算する習慣をつけましょう。
(x+1)(x+2)(x−1)(x−2) を展開せよ。
答え
x4−5x2+4
解説
掛ける順番を工夫します。(x+1)(x−1) と (x+2)(x−2) を先に計算すると、和と差の積の公式が使えます。
あとは x2=X とみなして
左から順に掛けると計算量が大きくなります。「組合せを変えると公式が使えないか?」と考えるのが計算を速くするコツです。
6x2+x−12 を因数分解せよ。
答え
(2x+3)(3x−4)
解説
たすき掛けを使います。6x2=2x×3x、−12=3×(−4) と分けてみると
となり、x の係数 1 が作れます。よって
たすき掛けは「積が 6 になる組」と「積が −12 になる組」の組合せを試行錯誤する作業です。うまくいかなくても焦らず、組合せを順に試しましょう。最後に展開して検算するのを忘れずに。
x2+3xy+2y2+2x+3y+1 を因数分解せよ。
答え
(x+y+1)(x+2y+1)
解説
文字が2つあるので、x について整理します(どちらも2次なのでどちらでもよい)。
定数項にあたる 2y2+3y+1 を先に因数分解すると
掛けて (y+1)(2y+1)、足して 3y+2 になる2つの式は、(y+1)+(2y+1)=3y+2 よりまさに y+1 と 2y+1 です。よって
「1つの文字について整理 → 定数項を因数分解 → たすき掛け」という流れは、2文字の因数分解の定石です。
x=3−21 のとき、x+x1 と x2+x21 の値を求めよ。
答え
x+x1=23、 x2+x21=10
解説
まず x の分母を有理化します。
すると x1=3−2(元の式そのもの)なので
次に、(x+x1)2=x2+2+x21 という関係を使うと
x2 を直接計算するより、対称式の関係 x2+x21=(x+x1)2−2 を使う方がずっと速く、テストでも頻出の手法です。
不等式 32x−1≤23x+1−1 を解け。
答え
x≥51
解説
分母をはらうため、両辺に 3 と 2 の最小公倍数 6 を掛けます(6>0 なので不等号の向きはそのまま)。
左辺と右辺をそれぞれ展開して
x の項を右辺に、定数項を左辺に集めると
両辺を 5 で割って 51≤x、すなわち
分数を含む不等式は、最初に分母をはらってしまうのが鉄則です。
7+43 の二重根号を外して簡単にせよ。
答え
2+3
解説
二重根号は (a+b)+2ab=a+b(a>0、b>0)の形に直して外します。
まず、根号の中の 43 を 2a の形にします。
よって 7+43=7+212。ここで「足して 7、掛けて 12」になる2数を探すと、4 と 3 が見つかります。
検算: (2+3)2=4+43+3=7+43 ✓
ポイントは、外側の a の中を必ず「◯+2△」の形(a の係数を 2)に整えてから、和と積で2数を探すことです。
方程式 ∣x−2∣+∣x+1∣=5 を解け。
答え
x=−2, 3
解説
絶対値の中身の符号が変わる x=2 と x=−1 を境に、3つの場合に分けます。
【場合1】 x<−1 のとき
x−2<0、x+1<0 なので ∣x−2∣=−(x−2)、∣x+1∣=−(x+1)。
これを解くと x=−2。これは x<−1 を満たすので解です。
【場合2】 −1≤x<2 のとき
x−2<0、x+1≥0 なので
これは成り立たないので、この範囲に解はありません。
【場合3】 x≥2 のとき
どちらの中身も 0 以上なので
これを解くと x=3。これは x≥2 を満たすので解です。
以上より、x=−2, 3。
場合分けで出た解が「その場合の範囲に入っているか」を必ず確認するのが最重要ポイントです。範囲外の解は捨てます。
5 の整数部分を a、小数部分を b とするとき、a の値と、b2+4b の値を求めよ。
答え
a=2、 b2+4b=1
解説
4<5<9 より 2<5<3 なので、5 の整数部分は
小数部分は「元の数 − 整数部分」なので
b2+4b を求めます。そのまま代入してもよいですが、b2+4b=(b+2)2−4 と変形すると、b+2=5 が使えて計算が楽になります。
【そのまま計算する場合】
$b2+4b=(5−2)2+4(5−2)=(5−45+4)+(45−8)=1$
どちらでも同じ答えになりますが、「b+2=5 の形を作る」という発想は他の問題でも役立ちます。無理数の整数部分は、隣り合う平方数(4 と 9)で挟んで求めるのが定石です。