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数学II 図形と方程式

答えと解説

答えが合っていても、解説を読んで「なぜそう解くのか」まで確認すると力がつきます。 解説を読んでもわからないときは、AIに質問してみましょう。

1基本

2点 A(1, 3)\mathrm{A}(-1,\ 3)B(3, 6)\mathrm{B}(3,\ 6) について、次を求めよ。
(1) 2点間の距離 AB\mathrm{AB}
(2) 線分 AB\mathrm{AB} の中点の座標

答え

(1) AB=5\mathrm{AB} = 5
(2) (1, 92)\left(1,\ \dfrac{9}{2}\right)

解説

(1) 2点間の距離の公式 AB=(x2x1)2+(y2y1)2\mathrm{AB} = \sqrt{(x_2-x_1)^2+(y_2-y_1)^2} を使います。

AB=(3(1))2+(63)2=42+32=16+9=25=5\mathrm{AB} = \sqrt{(3-(-1))^2 + (6-3)^2} = \sqrt{4^2 + 3^2} = \sqrt{16+9} = \sqrt{25} = 5

(2) 中点の公式(各座標の平均)を使います。

(1+32, 3+62)=(1, 92)\left(\frac{-1+3}{2},\ \frac{3+6}{2}\right) = \left(1,\ \frac{9}{2}\right)

距離の計算では、x2x1=3(1)=4x_2 - x_1 = 3 - (-1) = 4 のように、負の座標を引くときの符号に注意しましょう。差は2乗するので、引く順番はどちらでもかまいません。

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2基本

2点 A(2, 3)\mathrm{A}(2,\ -3)B(7, 7)\mathrm{B}(7,\ 7) について、線分 AB\mathrm{AB}2:32:3 に内分する点 P\mathrm{P} と、2:32:3 に外分する点 Q\mathrm{Q} の座標を求めよ。

答え

P(4, 1)\mathrm{P}(4,\ 1)Q(8, 23)\mathrm{Q}(-8,\ -23)

解説

内分点の公式 (nx1+mx2m+n, ny1+my2m+n)\left(\dfrac{nx_1+mx_2}{m+n},\ \dfrac{ny_1+my_2}{m+n}\right)m=2m=2n=3n=3 を代入します。

P(32+272+3, 3(3)+272+3)=(6+145, 9+145)=(4, 1)\mathrm{P}\left(\frac{3 \cdot 2 + 2 \cdot 7}{2+3},\ \frac{3 \cdot (-3) + 2 \cdot 7}{2+3}\right) = \left(\frac{6+14}{5},\ \frac{-9+14}{5}\right) = (4,\ 1)

外分点は、内分点の公式で nnn-n にした形 (nx1+mx2mn, ny1+my2mn)\left(\dfrac{-nx_1+mx_2}{m-n},\ \dfrac{-ny_1+my_2}{m-n}\right) を使います。

Q(32+2723, 3(3)+2723)=(81, 231)=(8, 23)\mathrm{Q}\left(\frac{-3 \cdot 2 + 2 \cdot 7}{2-3},\ \frac{-3 \cdot (-3) + 2 \cdot 7}{2-3}\right) = \left(\frac{8}{-1},\ \frac{23}{-1}\right) = (-8,\ -23)

外分点では分母が mnm - n になるので、m<nm < n のとき分母が負になります。符号処理をていねいに行いましょう。m:nm:n の比で mmx2x_2(終点側)に掛かることも確認ポイントです。

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3基本

次の直線の方程式を求めよ。
(1) 点 (2, 1)(2,\ -1) を通り、傾きが 33 の直線
(2) 2点 (1, 2)(1,\ 2)(3, 6)(3,\ 6) を通る直線

答え

(1) y=3x7y = 3x - 7
(2) y=2xy = 2x

解説

(1) 点 (x1, y1)(x_1,\ y_1) を通り傾き mm の直線の公式 yy1=m(xx1)y - y_1 = m(x - x_1) を使います。

y(1)=3(x2)y - (-1) = 3(x - 2)
y+1=3x6y + 1 = 3x - 6
y=3x7y = 3x - 7

(2) まず2点から傾きを求めます。

m=6231=42=2m = \frac{6-2}{3-1} = \frac{4}{2} = 2

(1, 2)(1,\ 2) を通り傾き 22 なので

y2=2(x1)y - 2 = 2(x - 1)
y=2xy = 2x

検算として、もう一方の点 (3, 6)(3,\ 6) を代入すると 6=236 = 2 \cdot 3 で成り立ちます。2点を通る直線は、使わなかった方の点で必ず検算しましょう。

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4基本

次の円の方程式を求めよ。
(1) 中心 (2, 3)(2,\ -3)、半径 44 の円
(2) 中心が原点で、点 (3, 4)(3,\ 4) を通る円

答え

(1) (x2)2+(y+3)2=16(x-2)^2 + (y+3)^2 = 16
(2) x2+y2=25x^2 + y^2 = 25

解説

(1) 中心 (a, b)(a,\ b)、半径 rr の円の方程式は (xa)2+(yb)2=r2(x-a)^2+(y-b)^2=r^2 です。a=2a=2b=3b=-3r=4r=4 を代入して

(x2)2+(y(3))2=42(x-2)^2 + (y-(-3))^2 = 4^2
(x2)2+(y+3)2=16(x-2)^2 + (y+3)^2 = 16

中心の yy 座標が 3-3 なので、式では y+3y+3 になります。符号が反転することに注意しましょう。

(2) 中心が原点なので、円の方程式は x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2 の形です。点 (3, 4)(3,\ 4) を通るので、半径の2乗は原点からこの点までの距離の2乗に等しく

r2=32+42=9+16=25r^2 = 3^2 + 4^2 = 9 + 16 = 25

よって

x2+y2=25x^2 + y^2 = 25

右辺は半径そのものではなく「半径の2乗」です。r=5r = 5r2=25r^2 = 25 を混同しないようにしましょう。

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5基本

(1, 2)(1,\ 2) と直線 3x+4y1=03x + 4y - 1 = 0 の距離を求めよ。また、点 (3, 1)(3,\ 1) は不等式 x+2y4>0x + 2y - 4 > 0 の表す領域に含まれるか。

答え

距離は 22。点 (3, 1)(3,\ 1) は領域に含まれる。

解説

前半は点と直線の距離の公式 d=ax1+by1+ca2+b2d = \dfrac{|ax_1+by_1+c|}{\sqrt{a^2+b^2}} を使います。a=3a=3b=4b=4c=1c=-1(x1, y1)=(1, 2)(x_1,\ y_1)=(1,\ 2) を代入して

d=31+42132+42=3+8125=105=2d = \frac{|3 \cdot 1 + 4 \cdot 2 - 1|}{\sqrt{3^2+4^2}} = \frac{|3+8-1|}{\sqrt{25}} = \frac{10}{5} = 2

後半は、点の座標を不等式の左辺に代入して符号を調べます。

3+214=1>03 + 2 \cdot 1 - 4 = 1 > 0

不等式が成り立つので、点 (3, 1)(3,\ 1) はこの領域に含まれます。

領域の問題では「代入して成り立つかどうか」がすべての基本です。分子の絶対値のつけ忘れにも注意しましょう。

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6標準

(1, 2)(1,\ -2) を通り、直線 2x+y3=02x + y - 3 = 0 に平行な直線と、垂直な直線の方程式をそれぞれ求めよ。

答え

平行な直線: 2x+y=02x + y = 0、 垂直な直線: x2y5=0x - 2y - 5 = 0

解説

与えられた直線を変形すると y=2x+3y = -2x + 3 なので、傾きは 2-2 です。

【平行な直線】傾きが等しいので、傾き 2-2 で点 (1, 2)(1,\ -2) を通る直線を求めます。

y(2)=2(x1)y - (-2) = -2(x - 1)
y+2=2x+2y + 2 = -2x + 2
2x+y=02x + y = 0

【垂直な直線】傾きの積が 1-1 になればよいので、求める傾きを mm とすると (2)m=1(-2) \cdot m = -1 より m=12m = \dfrac{1}{2}。点 (1, 2)(1,\ -2) を通るので

y+2=12(x1)y + 2 = \frac{1}{2}(x - 1)

両辺を 22 倍して

2y+4=x12y + 4 = x - 1
x2y5=0x - 2y - 5 = 0

検算として点 (1, 2)(1,\ -2) を代入すると、21+(2)=02 \cdot 1 + (-2) = 012(2)5=01 - 2 \cdot (-2) - 5 = 0 でどちらも成り立ちます。垂直条件「傾きの積が 1-1」で、逆数にするだけで符号を変え忘れるミスが頻出です。

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7標準

(1) 方程式 x2+y24x+6y3=0x^2 + y^2 - 4x + 6y - 3 = 0 の表す円の中心と半径を求めよ。
(2) 3点 (0, 0)(0,\ 0)(6, 0)(6,\ 0)(0, 8)(0,\ 8) を通る円の方程式を求めよ。

答え

(1) 中心 (2, 3)(2,\ -3)、半径 44
(2) x2+y26x8y=0x^2 + y^2 - 6x - 8y = 0(中心 (3, 4)(3,\ 4)、半径 55)

解説

(1) xxyy についてそれぞれ平方完成します。

(x24x)+(y2+6y)3=0(x^2 - 4x) + (y^2 + 6y) - 3 = 0
(x2)24+(y+3)293=0(x-2)^2 - 4 + (y+3)^2 - 9 - 3 = 0
(x2)2+(y+3)2=16(x-2)^2 + (y+3)^2 = 16

よって中心 (2, 3)(2,\ -3)、半径 16=4\sqrt{16} = 4 です。

(2) 3点を通る円は、一般形 x2+y2+lx+my+n=0x^2 + y^2 + lx + my + n = 0 とおいて、3点を代入します。

(0, 0)(0,\ 0) を代入: n=0n = 0

(6, 0)(6,\ 0) を代入: 36+6l+n=036 + 6l + n = 0n=0n=0 より 6l=366l = -36l=6l = -6

(0, 8)(0,\ 8) を代入: 64+8m+n=064 + 8m + n = 0n=0n=0 より 8m=648m = -64m=8m = -8

よって

x2+y26x8y=0x^2 + y^2 - 6x - 8y = 0

平方完成すると (x3)2+(y4)2=25(x-3)^2 + (y-4)^2 = 25 で、中心 (3, 4)(3,\ 4)、半径 55 の円です。

3点を通る円では、基本形より一般形でおく方が連立方程式が簡単になります。求めた式に3点をもう一度代入して検算しましょう。

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8標準

x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 と直線 y=x+ky = x + k が共有点をもつような定数 kk の値の範囲を求めよ。

答え

22k22-2\sqrt{2} \le k \le 2\sqrt{2}

解説

円の中心と直線の距離 dd と半径 rr を比べる方法を使います。共有点をもつ条件は drd \le r です。

直線を一般形に直すと xy+k=0x - y + k = 0。円の中心は原点 (0, 0)(0,\ 0)、半径は r=2r = 2 です。

中心と直線の距離は

d=1010+k12+(1)2=k2d = \frac{|1 \cdot 0 - 1 \cdot 0 + k|}{\sqrt{1^2 + (-1)^2}} = \frac{|k|}{\sqrt{2}}

共有点をもつ条件 drd \le r より

k22\frac{|k|}{\sqrt{2}} \le 2
k22|k| \le 2\sqrt{2}
22k22-2\sqrt{2} \le k \le 2\sqrt{2}

判別式を使う方法(y=x+ky = x+k を円の式に代入して 2x2+2kx+k24=02x^2 + 2kx + k^2 - 4 = 0D0D \ge 0 を解く)でも同じ答えになります。「共有点をもつ」は接する場合を含むので、等号を落とさないことがポイントです。

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9標準

(1) 円 x2+y2=25x^2 + y^2 = 25 上の点 (3, 4)(3,\ 4) における接線の方程式を求めよ。
(2) 点 (3, 1)(3,\ 1) から円 x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 に引いた接線の方程式を求めよ。

答え

(1) 3x+4y=253x + 4y = 25
(2) x+2y=5x + 2y = 52xy=52x - y = 5

解説

(1) 円 x2+y2=r2x^2+y^2=r^2 上の点 (x1, y1)(x_1,\ y_1) における接線の公式 x1x+y1y=r2x_1 x + y_1 y = r^2 を使います。(3, 4)(3,\ 4)32+42=253^2+4^2 = 25 を満たすので円上の点であり

3x+4y=253x + 4y = 25

(2) 点 (3, 1)(3,\ 1)32+12=1053^2+1^2 = 10 \ne 5 なので円上の点ではありません(円の外部の点)。接点を (x1, y1)(x_1,\ y_1) とおくと、接線は

x1x+y1y=5x_1 x + y_1 y = 5

この接線が点 (3, 1)(3,\ 1) を通るので

3x1+y1=53x_1 + y_1 = 5 \quad \cdots ①

また、接点は円上にあるので

x12+y12=5x_1^2 + y_1^2 = 5 \quad \cdots ②

①より y1=53x1y_1 = 5 - 3x_1。②に代入して

x12+(53x1)2=5x_1^2 + (5-3x_1)^2 = 5
x12+2530x1+9x12=5x_1^2 + 25 - 30x_1 + 9x_1^2 = 5
10x1230x1+20=010x_1^2 - 30x_1 + 20 = 0
x123x1+2=0x_1^2 - 3x_1 + 2 = 0
(x11)(x12)=0(x_1 - 1)(x_1 - 2) = 0

よって x1=1, 2x_1 = 1,\ 2

x1=1x_1 = 1 のとき y1=2y_1 = 2 で、接線は x+2y=5x + 2y = 5

x1=2x_1 = 2 のとき y1=1y_1 = -1 で、接線は 2xy=52x - y = 5

外部の点から引ける接線は2本あります。答えが1本しか出なかったら計算ミスを疑いましょう。検算として、原点と各直線の距離が 55=5\dfrac{5}{\sqrt{5}} = \sqrt{5}(半径)になることが確認できます。

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10標準

2点 A(3, 0)\mathrm{A}(-3,\ 0)B(3, 0)\mathrm{B}(3,\ 0) からの距離の比が 2:12:1 である点 P\mathrm{P} の軌跡を求めよ。

答え

中心 (5, 0)(5,\ 0)、半径 44 の円 (x5)2+y2=16(x-5)^2 + y^2 = 16

解説

P(x, y)\mathrm{P}(x,\ y) とおくと、条件は PA:PB=2:1\mathrm{PA} : \mathrm{PB} = 2 : 1、すなわち PA=2PB\mathrm{PA} = 2\mathrm{PB} です。両辺とも 00 以上なので、2乗して

PA2=4PB2\mathrm{PA}^2 = 4\mathrm{PB}^2

距離の公式で表すと

(x+3)2+y2=4{(x3)2+y2}(x+3)^2 + y^2 = 4\left\{(x-3)^2 + y^2\right\}

左辺と右辺を展開して

x2+6x+9+y2=4x224x+36+4y2x^2 + 6x + 9 + y^2 = 4x^2 - 24x + 36 + 4y^2

すべて右辺に集めると

0=3x2+3y230x+270 = 3x^2 + 3y^2 - 30x + 27

両辺を 33 で割って

x2+y210x+9=0x^2 + y^2 - 10x + 9 = 0

平方完成して

(x5)2+y2=16(x-5)^2 + y^2 = 16

よって、求める軌跡は中心 (5, 0)(5,\ 0)、半径 44 の円です。逆に、この円上のすべての点は条件を満たします(たとえば点 (1, 0)(1,\ 0) では PA=4\mathrm{PA}=4PB=2\mathrm{PB}=2 で確かに 2:12:1 です)。

2定点からの距離の比が m:nm:n(mnm \ne n)である点の軌跡は円になり、アポロニウスの円と呼ばれます。比の条件は「2乗して距離の公式へ」が定石です。

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11標準

x0x \ge 0y0y \ge 0x+2y6x + 2y \le 62x+y62x + y \le 6 のとき、x+yx + y の最大値と最小値を求めよ。

答え

最大値は (x, y)=(2, 2)(x,\ y)=(2,\ 2) のとき 44、最小値は (x, y)=(0, 0)(x,\ y)=(0,\ 0) のとき 00

解説

まず領域を図示します。境界となる2直線 x+2y=6x + 2y = 62x+y=62x + y = 6 の交点を求めると、2式を足して 3x+3y=123x + 3y = 12、つまり x+y=4x + y = 4。第1式との差から y=2y = 2x=2x = 2 で、交点は (2, 2)(2,\ 2) です。

領域は4点 (0, 0)(0,\ 0)(3, 0)(3,\ 0)(2, 2)(2,\ 2)(0, 3)(0,\ 3) を頂点とする四角形(境界を含む)になります。

x+y=kx + y = k とおくと、これは傾き 1-1 の直線で、kk が大きいほど右上にあります。直線を平行移動させると、最大・最小は領域の頂点でおこるので、各頂点で x+yx+y の値を計算します。

(0, 0):0,(3, 0):3,(2, 2):4,(0, 3):3(0,\ 0): 0, \quad (3,\ 0): 3, \quad (2,\ 2): 4, \quad (0,\ 3): 3

よって、最大値は (2, 2)(2,\ 2) のとき 44、最小値は (0, 0)(0,\ 0) のとき 00 です。

頂点の候補をすべて調べ上げるのがこのタイプの定石です。交点 (2, 2)(2,\ 2) の計算を忘れて (3, 0)(3,\ 0)(0, 3)(0,\ 3) を最大と答えるミスが多いので、領域の頂点を漏れなく求めましょう。

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12発展

直線 y=2xy = 2x に関して点 A(3, 1)\mathrm{A}(3,\ 1) と対称な点 A\mathrm{A}' の座標を求めよ。また、点 P\mathrm{P} が直線 y=2xy = 2x 上を動くとき、AP+PB\mathrm{AP} + \mathrm{PB} の最小値を求めよ。ただし B(4, 6)\mathrm{B}(4,\ 6) とする。

答え

A(1, 3)\mathrm{A}'(-1,\ 3)、 最小値は 34\sqrt{34}

解説

【対称点を求める】A(p, q)\mathrm{A}'(p,\ q) とおきます。対称の条件は次の2つです。

条件1: 線分 AA\mathrm{AA}' の中点 (3+p2, 1+q2)\left(\dfrac{3+p}{2},\ \dfrac{1+q}{2}\right) が直線 y=2xy = 2x 上にある。

1+q2=23+p2\frac{1+q}{2} = 2 \cdot \frac{3+p}{2}
1+q=2(3+p)1 + q = 2(3+p)
q=2p+5q = 2p + 5 \quad \cdots ①

条件2: 直線 AA\mathrm{AA}'y=2xy = 2x と垂直。傾きの積が 1-1 なので

q1p32=1\frac{q-1}{p-3} \cdot 2 = -1
2(q1)=(p3)2(q-1) = -(p-3)
p=52qp = 5 - 2q \quad \cdots ②

②を①に代入して

q=2(52q)+5=154qq = 2(5-2q) + 5 = 15 - 4q
5q=15,q=3,p=56=15q = 15, \quad q = 3, \quad p = 5 - 6 = -1

よって A(1, 3)\mathrm{A}'(-1,\ 3) です。検算: 中点は (1, 2)(1,\ 2)2=212 = 2 \cdot 1 を満たし、AA\mathrm{AA}' の傾きは 3113=12\dfrac{3-1}{-1-3} = -\dfrac{1}{2}2(12)=12 \cdot \left(-\dfrac{1}{2}\right) = -1 となり垂直です。

【最小値を求める】A(3, 1)\mathrm{A}(3,\ 1)B(4, 6)\mathrm{B}(4,\ 6) はどちらも直線 y=2xy=2x の下側(1<231 < 2 \cdot 36<246 < 2 \cdot 4)にあります。対称性より AP=AP\mathrm{AP} = \mathrm{A}'\mathrm{P} なので

AP+PB=AP+PBAB\mathrm{AP} + \mathrm{PB} = \mathrm{A}'\mathrm{P} + \mathrm{PB} \ge \mathrm{A}'\mathrm{B}

等号は P\mathrm{P} が線分 AB\mathrm{A}'\mathrm{B} と直線 y=2xy=2x の交点にあるとき成立します。よって最小値は

AB=(4(1))2+(63)2=25+9=34\mathrm{A}'\mathrm{B} = \sqrt{(4-(-1))^2 + (6-3)^2} = \sqrt{25 + 9} = \sqrt{34}

「折れ線の長さの最小値は、片方の点を直線に関して折り返して直線距離にする」という発想は入試頻出です。折り返す点はどちらでもかまいません。

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13発展

Q\mathrm{Q} が円 x2+y2=9x^2 + y^2 = 9 上を動くとき、点 A(6, 0)\mathrm{A}(6,\ 0)Q\mathrm{Q} を結ぶ線分 AQ\mathrm{AQ} の中点 P\mathrm{P} の軌跡を求めよ。

答え

中心 (3, 0)(3,\ 0)、半径 32\dfrac{3}{2} の円 (x3)2+y2=94(x-3)^2 + y^2 = \dfrac{9}{4}

解説

連動型の軌跡なので、動く点 Q(s, t)\mathrm{Q}(s,\ t)、求める点 P(x, y)\mathrm{P}(x,\ y) とおきます。

Q\mathrm{Q} は円上の点なので

s2+t2=9s^2 + t^2 = 9 \quad \cdots ①

P\mathrm{P}A(6, 0)\mathrm{A}(6,\ 0)Q(s, t)\mathrm{Q}(s,\ t) の中点なので

x=6+s2,y=0+t2x = \frac{6+s}{2}, \quad y = \frac{0+t}{2}

これを sstt について解くと

s=2x6,t=2ys = 2x - 6, \quad t = 2y

①に代入して

(2x6)2+(2y)2=9(2x-6)^2 + (2y)^2 = 9
4(x3)2+4y2=94(x-3)^2 + 4y^2 = 9

両辺を 44 で割って

(x3)2+y2=94(x-3)^2 + y^2 = \frac{9}{4}

よって、求める軌跡は中心 (3, 0)(3,\ 0)、半径 32\dfrac{3}{2} の円です。Q\mathrm{Q} が元の円全体を動くとき P\mathrm{P} もこの円全体を動くので、除外する点はありません。

連動型では「ssttxxyy で表して、sstt の満たす式に代入して消去する」のが定石です。図形的にも、中点 P\mathrm{P} は元の円を点 A\mathrm{A} を中心に 12\dfrac{1}{2} に縮小した円を描く、と考えると答えの妥当性が確認できます(中心は (0, 0)(0,\ 0)(6, 0)(6,\ 0) の中点 (3, 0)(3,\ 0)、半径は 3×12=323 \times \dfrac{1}{2} = \dfrac{3}{2})。

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14発展

実数 xxyyx2+y24x^2 + y^2 \le 4 を満たすとき、2x+y2x + y の最大値と最小値を求めよ。

答え

最大値 252\sqrt{5}、 最小値 25-2\sqrt{5}

解説

領域は中心が原点、半径 22 の円の内部と周(境界を含む)です。

2x+y=k2x + y = k とおくと、これは直線 2x+yk=02x + y - k = 0 を表します。この直線が領域と共有点をもつような kk の範囲を求めれば、その範囲の両端が最大値・最小値です。

直線が円の内部・周と共有点をもつ条件は、円の中心(原点)と直線の距離 dd が半径以下になることです。

d=20+0k22+12=k52d = \frac{|2 \cdot 0 + 0 - k|}{\sqrt{2^2 + 1^2}} = \frac{|k|}{\sqrt{5}} \le 2
k25|k| \le 2\sqrt{5}
25k25-2\sqrt{5} \le k \le 2\sqrt{5}

よって、最大値は 252\sqrt{5}、最小値は 25-2\sqrt{5} です。

最大値をとる点も確認しておきます。k=25k = 2\sqrt{5} のとき直線は円に接し、接点は原点から直線 2x+y=252x+y=2\sqrt{5} に下ろした垂線の足で (455, 255)\left(\dfrac{4\sqrt{5}}{5},\ \dfrac{2\sqrt{5}}{5}\right)。実際、x2+y2=165+45=4x^2+y^2 = \dfrac{16}{5} + \dfrac{4}{5} = 4 で円周上にあり、2x+y=855+255=1055=252x + y = \dfrac{8\sqrt{5}}{5} + \dfrac{2\sqrt{5}}{5} = \dfrac{10\sqrt{5}}{5} = 2\sqrt{5} となって確かに最大値を与えます。

境界が円の領域では、頂点調べではなく「接するとき」が最大・最小の鍵になります。多角形のときとの違いを意識しましょう。

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