数学C 平面上の曲線
答えと解説
答えが合っていても、解説を読んで「なぜそう解くのか」まで確認すると力がつきます。 解説を読んでもわからないときは、AIに質問してみましょう。
放物線 y2=8x の焦点の座標と準線の方程式を求めよ。
答え
焦点 (2, 0)、準線 x=−2
解説
放物線の標準形 y2=4px と比べます。
より p=2 です。標準形 y2=4px の焦点は (p, 0)、準線は x=−p なので
焦点は (2, 0)、準線は x=−2。
y2=◯x 型は横に開く放物線、x2=◯y 型は縦に開く放物線です。まず「4p= 係数」と置いて p を求める、という手順を機械的に実行すればミスしません。
楕円 9x2+4y2=1 の焦点の座標と、長軸・短軸の長さを求めよ。
答え
焦点 (5, 0)、(−5, 0)、長軸の長さ 6、短軸の長さ 4
解説
a2=9、b2=4 で、a2>b2 なので焦点は x 軸上にあります。
楕円の焦点距離の公式 c=a2−b2 より
よって焦点は (5, 0) と (−5, 0) です。
a=3、b=2 なので、長軸の長さは 2a=6、短軸の長さは 2b=4 です。
「長軸・短軸の長さ」は a、b そのものではなく 2a、2b(直径にあたる長さ)であることに注意しましょう。
双曲線 4x2−9y2=1 の焦点の座標と漸近線の方程式を求めよ。
答え
焦点 (13, 0)、(−13, 0)、漸近線 y=23x、y=−23x
解説
a2=4、b2=9 です。双曲線では c=a2+b2(楕円と違って足し算)なので
よって焦点は (13, 0)、(−13, 0)。
漸近線は y=±abx より、a=2、b=3 を代入して
楕円は c2=a2−b2、双曲線は c2=a2+b2。この符号の違いが最頻出の混同ポイントなので、必ず「双曲線の焦点は頂点より外側だから c は大きい」とイメージで確認しましょう。
焦点が (0, 3)、準線が y=−3 である放物線の方程式を求めよ。
答え
x2=12y
解説
焦点が y 軸上の (0, p)、準線が y=−p の放物線の標準形は x2=4py です。
今回は p=3 なので
定義から確かめることもできます。点 (x, y) から焦点 (0, 3) までの距離と準線 y=−3 までの距離が等しいので
両辺を2乗して
整理すると x2=12y となり、一致します。公式を忘れても定義から導けるようにしておくと安心です。
媒介変数表示 x=3cosθ、y=3sinθ で表される曲線の方程式を求めよ。
答え
x2+y2=9(中心が原点、半径 3 の円)
解説
媒介変数 θ を消去します。三角関数の関係式 cos2θ+sin2θ=1 を使うのが定石です。
x=3cosθ、y=3sinθ より
これを cos2θ+sin2θ=1 に代入して
両辺を 9 倍して
これは中心が原点、半径 3 の円です。θ がすべての実数値をとるとき、点は円全体を動きます。
2点 (3, 0)、(−3, 0) を焦点とし、長軸の長さが 10 である楕円の方程式を求めよ。
答え
25x2+16y2=1
解説
焦点が x 軸上にあるので、求める楕円は a2x2+b2y2=1(a>b>0)とおけます。
長軸の長さが 10 なので 2a=10、すなわち
焦点が (±3, 0) なので c=3。楕円では c2=a2−b2 だから
よって求める方程式は
検算として、この楕円で c=25−16=3、長軸 2a=10 となり、条件と一致します。「長軸の長さ =2a」を a と取り違えないよう注意しましょう。
2点 (5, 0)、(−5, 0) を焦点とし、漸近線が y=±34x である双曲線の方程式を求めよ。
答え
9x2−16y2=1
解説
焦点が x 軸上にあるので、求める双曲線は a2x2−b2y2=1(a>0、b>0)とおけます。
条件を式にすると、漸近線 y=±abx より
焦点より c=5 で、双曲線では c2=a2+b2 だから
ab=34 より a=3t、b=4t(t>0)とおくと
よって t=1、つまり a=3、b=4。求める方程式は
検算: c=9+16=5、漸近線 y=±34x で条件と一致します。比の条件は「a=3t、b=4t とおく」と処理がきれいになります。
方程式 x2+4y2−4x−8y+4=0 はどのような曲線を表すか。また、その焦点の座標を求めよ。
答え
楕円 4(x−2)2+(y−1)2=1(中心 (2, 1))、焦点 (2+3, 1)、(2−3, 1)
解説
x と y のそれぞれについて平方完成し、標準形に直します。
両辺を 4 で割って
これは楕円 4x2+y2=1 を x 軸方向に 2、y 軸方向に 1 だけ平行移動したものです。
もとの楕円は a2=4、b2=1 なので c=4−1=3 で、焦点は (±3, 0)。これを同じだけ平行移動して、焦点は
平方完成のとき、4(y2−2y) を 4(y−1)2−4 とするところ(くくり出した 4 を引く数にも掛ける)が計算ミスの多発地点です。
楕円 8x2+4y2=1 上の点 (2, 2) における接線の方程式を求めよ。
答え
x+2y=4
解説
まず点が楕円上にあることを確認します。
確かに楕円上の点です。楕円 a2x2+b2y2=1 上の点 (x1, y1) における接線の公式
に x1=2、y1=2、a2=8、b2=4 を代入して
両辺を 4 倍して
接線の公式は「x2 の一方を x1 に、y2 の一方を y1 に置き換える」と覚えます。接点の座標を接線の式に代入して成り立つか(2+2⋅2=4 ✓)で検算できます。
媒介変数表示 x=2cosθ+1、y=3sinθ−2 で表される曲線の方程式を求め、どのような曲線か答えよ。
答え
4(x−1)2+9(y+2)2=1(中心 (1, −2) の楕円)
解説
cosθ と sinθ について解き、cos2θ+sin2θ=1 で θ を消去します。
これを cos2θ+sin2θ=1 に代入して
これは楕円 4x2+9y2=1 を x 軸方向に 1、y 軸方向に −2 だけ平行移動した楕円で、中心は (1, −2) です。
4<9 なので長軸は y 軸方向(縦長)で、長軸の長さは 6、短軸の長さは 4 です。定数が足されている媒介変数表示は、「まず cosθ=⋯、sinθ=⋯ の形に整理する」のがポイントです。
極方程式 r=2cosθ の表す曲線を直交座標の方程式で表し、どのような曲線か答えよ。
答え
(x−1)2+y2=1(中心 (1, 0)、半径 1 の円)
解説
極座標と直交座標の関係式 x=rcosθ、y=rsinθ、r2=x2+y2 を使います。
右辺に cosθ が単独であるので、両辺に r を掛けて rcosθ の形を作ります。
r2=x2+y2、rcosθ=x を代入して
x について平方完成すると
これは中心 (1, 0)、半径 1 の円です。極方程式を直交座標に直すときは、「両辺に r を掛ける(または割る)ことで r2、rcosθ、rsinθ のかたまりを作る」のが基本の型です。
点 F(1, 0) からの距離と、直線 x=4 からの距離の比が 1:2 である点 P の軌跡を求めよ。
答え
楕円 4x2+3y2=1
解説
点 P の座標を (x, y) とおき、条件を式にします。P から F までの距離と直線 x=4 までの距離の比が 1:2 なので
比の式を「外項の積 = 内項の積」で書き直すと
両辺を2乗して
左辺と右辺をそれぞれ展開すると
−8x が両辺で消えて
両辺を 12 で割って
これは楕円です。検算すると、この楕円は c=4−3=1 で焦点の1つが (1, 0)=F となり、つじつまが合います。このように「焦点からの距離と準線からの距離の比(離心率)」が 1 より小さいと楕円、1 だと放物線、1 より大きいと双曲線になります。2乗する前に係数 2 を掛ける位置(距離が短い方に掛ける)を間違えないようにしましょう。
楕円 4x2+y2=1 と直線 y=x+k が接するとき、定数 k の値を求めよ。
答え
k=±5
解説
接する条件は「連立してできる2次方程式が重解をもつ(D=0)」です。
y=x+k を楕円の式に代入します。
両辺を 4 倍して
この x の2次方程式が重解をもてばよいので、判別式を D とすると
D=0 より −4k2+20=0、すなわち k2=5 となるので
図形的にも、傾き 1 の直線を上下に平行移動していくと、楕円の上側と下側でちょうど2回接するので、k の値が正負1つずつ出るのは自然です。D ではなく 4D=b′2−ac を使うと計算が軽くなります。
極方程式 r=1−cosθ1 の表す曲線を直交座標の方程式で表し、どのような曲線か答えよ。
答え
y2=2(x+21)(頂点 (−21, 0)、焦点が原点の放物線)
解説
まず分母をはらいます。
rcosθ=x を代入して
r=x2+y2 なので、両辺を2乗すると(r≥0 より 1+x≥0 の範囲で)
x2 が消えて
これは放物線 y2=2x を x 軸方向に −21 だけ平行移動した放物線です。
y2=2x は 4p=2 より p=21 なので、移動後の頂点は (−21, 0)、焦点は (−21+21, 0)=(0, 0)、準線は x=−1 です。焦点がちょうど極(原点)に一致していることに注目してください。実は r=1−cosθa 型の極方程式は「焦点を極とする2次曲線」を表す重要な形です。2乗の操作では r=1+x≥0 という条件が隠れていることにも触れておくと、答案として完璧です。