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中1数学 正負の数

答えと解説

答えが合っていても、解説を読んで「なぜそう解くのか」まで確認すると力がつきます。 解説を読んでもわからないときは、AIに質問してみましょう。

1基本

次の各組の数の大小を、不等号を使って表せ。
(1) 4-47-7
(2) 0.5-0.513-\dfrac{1}{3}

答え

(1) 7<4-7 < -4
(2) 0.5<13-0.5 < -\dfrac{1}{3}

解説

負の数どうしは「絶対値が大きいほど小さい」というルールで比べます。

(1) 絶対値を比べると 4<74 < 7 です。負の数では絶対値が大きい 7-7 のほうが小さいので

7<4-7 < -4

(2) 分数と小数が混じっているので、そろえて比べます。13=0.333\dfrac{1}{3} = 0.333\ldots なので、絶対値は 0.5>0.3330.5 > 0.333\ldots です。絶対値が大きい 0.5-0.5 のほうが小さいので

0.5<13-0.5 < -\frac{1}{3}

数直線を思いうかべて「左にあるほうが小さい」と確認すると、符号のミスを防げます。

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2基本

次の計算をせよ。
(1) (8)+(5)(-8) + (-5)
(2) (+7)+(12)(+7) + (-12)

答え

(1) 13-13
(2) 5-5

解説

(1) 同符号(どちらも負)の2数の和は、絶対値の和に共通の符号をつけます。

(8)+(5)=(8+5)=13(-8) + (-5) = -(8 + 5) = -13

(2) 異符号の2数の和は、絶対値の差に、絶対値の大きいほうの符号をつけます。絶対値は 771212 で、大きいのは 1212(符号は -)です。

(+7)+(12)=(127)=5(+7) + (-12) = -(12 - 7) = -5

「同符号なら和、異符号なら差」とセットで覚え、符号を先に決めてから絶対値の計算をしましょう。

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3基本

次の計算をせよ。
(1) (3)(9)(-3) - (-9)
(2) 4(+10)4 - (+10)

答え

(1) 66
(2) 6-6

解説

減法は、ひく数の符号を変えて加法に直します。

(1) (9)-(-9)+(+9)+(+9) に直せるので

(3)(9)=(3)+(+9)(-3) - (-9) = (-3) + (+9)

異符号の和なので、絶対値の差 93=69 - 3 = 6 に、絶対値の大きい +9+9 の符号をつけて

(3)+(+9)=+6=6(-3) + (+9) = +6 = 6

(2) (+10)-(+10)+(10)+(-10) に直せるので

4(+10)=4+(10)=(104)=64 - (+10) = 4 + (-10) = -(10 - 4) = -6

「ひき算はそのまま計算しない。必ずたし算に直す」を習慣にすると、符号ミスが大きく減ります。

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4基本

次の計算をせよ。
(1) (6)×(4)(-6) \times (-4)
(2) (36)÷9(-36) \div 9

答え

(1) 2424
(2) 4-4

解説

乗法・除法は、まず符号を決めてから絶対値の計算をします。

(1) 同符号(負 ×\times 負)の積は正です。絶対値の積は 6×4=246 \times 4 = 24 なので

(6)×(4)=+24=24(-6) \times (-4) = +24 = 24

(2) 異符号(負 ÷\div 正)の商は負です。絶対値の商は 36÷9=436 \div 9 = 4 なので

(36)÷9=4(-36) \div 9 = -4

検算として、商にわる数をかけて元に戻るか確かめましょう。(4)×9=36(-4) \times 9 = -36 となり、正しいことが確認できます。

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5基本

次の計算をせよ。
(1) (2)3(-2)^3
(2) 52-5^2

答え

(1) 8-8
(2) 25-25

解説

(1) (2)3(-2)^32-233 個かけ合わせた数です。負の数が 33 個(奇数個)なので符号は負、絶対値は 2×2×2=82 \times 2 \times 2 = 8 です。

(2)3=(2)×(2)×(2)=8(-2)^3 = (-2) \times (-2) \times (-2) = -8

(2) 52-5^2 は「525^2- の符号をつけたもの」です。22 乗されるのは 55 だけで、5-5 ではありません。

52=(5×5)=25-5^2 = -(5 \times 5) = -25

もし (5)2(-5)^2 なら (5)×(5)=25(-5) \times (-5) = 25 です。かっこの有無で答えの符号が変わる、テストで最もねらわれるポイントです。

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6標準

7(3)+(8)67 - (-3) + (-8) - 6 を計算せよ。

答え

4-4

解説

まず、減法をすべて加法に直します。(3)-(-3)+(+3)+(+3)6-6+(6)+(-6) になるので

7+(+3)+(8)+(6)7 + (+3) + (-8) + (-6)

かっこと加法の記号を省いて、項を並べた式にすると

7+3867 + 3 - 8 - 6

正の項どうし、負の項どうしをまとめます。

(7+3)+(86)=1014(7 + 3) + (-8 - 6) = 10 - 14

異符号の和なので、絶対値の差 1410=414 - 10 = 4 に、絶対値の大きいほうの符号 - をつけて

1014=410 - 14 = -4

長い式ほど「加法に直す → 正の項と負の項をまとめる」の手順が効きます。左から1つずつ計算するより速く、正確です。

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7標準

(8)×3÷(6)(-8) \times 3 \div (-6) を計算せよ。

答え

44

解説

乗法と除法だけの式は、先に全体の符号を決めます。負の数は 8-86-622 個(偶数個)なので、答えの符号は正です。

除法を逆数の乗法に直すと

(8)×3÷(6)=(8)×3×(16)(-8) \times 3 \div (-6) = (-8) \times 3 \times \left(-\frac{1}{6}\right)

絶対値の計算は

8×3×16=246=48 \times 3 \times \frac{1}{6} = \frac{24}{6} = 4

よって答えは +4=4+4 = 4 です。

左から順に計算しても、(8)×3=24(-8) \times 3 = -24(24)÷(6)=4(-24) \div (-6) = 4 となり、同じ答えになります。どちらの方法でも、符号と絶対値を分けて考えるのがコツです。

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8標準

次の計算をせよ。
(1) 46×(2)4 - 6 \times (-2)
(2) 18÷(3)(2)218 \div (-3) - (-2)^2

答え

(1) 1616
(2) 10-10

解説

四則の混じった計算は「累乗 → 乗除 → 加減」の順に計算します。

(1) 先に乗法 6×(2)=126 \times (-2) = -12 を計算します。

46×(2)=4(12)4 - 6 \times (-2) = 4 - (-12)

減法を加法に直して

4+(+12)=164 + (+12) = 16

(2) 先に累乗 (2)2=(2)×(2)=4(-2)^2 = (-2) \times (-2) = 4 と、除法 18÷(3)=618 \div (-3) = -6 を計算します。

18÷(3)(2)2=6418 \div (-3) - (-2)^2 = -6 - 4

負の項どうしの和なので

64=10-6 - 4 = -10

(1) で 46=24 - 6 = -2 を先に計算してしまうのが典型的なミスです。「たし算・ひき算はいちばん最後」を徹底しましょう。

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9標準

次の計算をせよ。
(1) (34)+56\left(-\dfrac{3}{4}\right) + \dfrac{5}{6}
(2) (23)÷49\left(-\dfrac{2}{3}\right) \div \dfrac{4}{9}

答え

(1) 112\dfrac{1}{12}
(2) 32-\dfrac{3}{2}

解説

(1) 分母が異なるので、4466 の最小公倍数 1212 で通分します。

34=912,56=1012-\frac{3}{4} = -\frac{9}{12}, \quad \frac{5}{6} = \frac{10}{12}

異符号の和なので、絶対値の差に、絶対値の大きい 1012\dfrac{10}{12} の符号(正)をつけて

912+1012=+10912=112-\frac{9}{12} + \frac{10}{12} = +\frac{10 - 9}{12} = \frac{1}{12}

(2) 除法は、わる数 49\dfrac{4}{9} の逆数 94\dfrac{9}{4} をかける乗法に直します。

(23)÷49=(23)×94\left(-\frac{2}{3}\right) \div \frac{4}{9} = \left(-\frac{2}{3}\right) \times \frac{9}{4}

異符号の積なので符号は負。絶対値は約分しながら

23×94=2×93×4=1812=32\frac{2}{3} \times \frac{9}{4} = \frac{2 \times 9}{3 \times 4} = \frac{18}{12} = \frac{3}{2}

よって答えは 32-\dfrac{3}{2} です。分数の計算でも「符号を先に決める」手順は同じです。

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10標準

分配法則を使って、次の計算をせよ。
(1) (2312)×(6)\left(\dfrac{2}{3} - \dfrac{1}{2}\right) \times (-6)
(2) 17×(8)+3×(8)17 \times (-8) + 3 \times (-8)

答え

(1) 1-1
(2) 160-160

解説

(1) かっこの中を通分してから計算してもよいですが、分配法則 (b+c)×a=b×a+c×a(b + c) \times a = b \times a + c \times a を使うと分数の通分をせずにすみます。

(2312)×(6)=23×(6)12×(6)\left(\frac{2}{3} - \frac{1}{2}\right) \times (-6) = \frac{2}{3} \times (-6) - \frac{1}{2} \times (-6)

それぞれ計算すると

23×(6)=4,12×(6)=3\frac{2}{3} \times (-6) = -4, \quad \frac{1}{2} \times (-6) = -3

なので

4(3)=4+3=1-4 - (-3) = -4 + 3 = -1

(2) こちらは分配法則を逆向きに使って、共通の 8-8 をくくり出します。

17×(8)+3×(8)=(17+3)×(8)=20×(8)=16017 \times (-8) + 3 \times (-8) = (17 + 3) \times (-8) = 20 \times (-8) = -160

17×(8)=13617 \times (-8) = -1363×(8)=243 \times (-8) = -24 を別々に計算して 13624=160-136 - 24 = -160 としても同じ答えですが、くくり出すほうがずっと楽です。「同じ数がかけられていたら、くくり出せないか」を疑う習慣をつけましょう。

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11標準

次の表は、5人の生徒 A〜E の身長が、基準の 160160 cm よりどれだけ高いかを正負の数で表したものである。

A: +3+3、 B: 5-5、 C: +7+7、 D: 2-2、 E: +2+2 (単位: cm)

5人の身長の平均を求めよ。

答え

161161 cm

解説

平均は「基準の値 + 基準とのちがいの平均」で求められます。

まず、基準とのちがいの合計を計算します。正の項と負の項をまとめて

(+3)+(5)+(+7)+(2)+(+2)=(3+7+2)+(52)=127=+5(+3) + (-5) + (+7) + (-2) + (+2) = (3 + 7 + 2) + (-5 - 2) = 12 - 7 = +5

ちがいの平均は、これを人数の 55 で割って

(+5)÷5=+1(+5) \div 5 = +1

よって、5人の身長の平均は

160+1=161 cm160 + 1 = 161 \ \text{cm}

検算として実際の身長で計算すると、163+155+167+158+162=805163 + 155 + 167 + 158 + 162 = 805805÷5=161805 \div 5 = 161 cm となり、一致します。大きい数をそのまま合計するより、基準とのちがいを使うほうが計算がずっと楽になるのが、この方法のよさです。

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12発展

次の計算をせよ。
(1) 42÷(2)3(3)2-4^2 \div (-2)^3 - (-3)^2
(2) 12{8(2)2×5}÷(3)12 - \{ 8 - (-2)^2 \times 5 \} \div (-3)

答え

(1) 7-7
(2) 88

解説

計算順序「累乗 → かっこの中 → 乗除 → 加減」を厳密に守ります。

(1) まず累乗を3つとも計算します。かっこの位置に注意して

42=(4×4)=16,(2)3=8,(3)2=9-4^2 = -(4 \times 4) = -16, \quad (-2)^3 = -8, \quad (-3)^2 = 9

式に戻すと

16÷(8)9-16 \div (-8) - 9

次に除法。同符号の商なので正で、16÷8=216 \div 8 = 2 より

29=72 - 9 = -7

(2) まず中かっこの中を計算します。累乗 (2)2=4(-2)^2 = 4 を先に、次に乗法 4×5=204 \times 5 = 20 を計算して

8(2)2×5=820=128 - (-2)^2 \times 5 = 8 - 20 = -12

式に戻すと

12(12)÷(3)12 - (-12) \div (-3)

次に除法。同符号の商なので正で、12÷3=412 \div 3 = 4 より

124=812 - 4 = 8

(2) の最後を 12(12)=2412 - (-12) = 24 としてから ÷(3)\div (-3) とするのは、加減を乗除より先にやってしまう誤りです。除法が先、が鉄則です。

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13発展

aa は正の数、bb は負の数で、aa の絶対値は bb の絶対値より小さいとする。このとき、次の式の値の符号(正か負か)をそれぞれ答えよ。
(1) a+ba + b
(2) aba - b
(3) a×ba \times b

答え

(1) 負
(2) 正
(3) 負

解説

文字のままでは考えにくければ、条件に合う具体例(たとえば a=2a = 2b=5b = -5)で確かめながら考えると確実です。

(1) a+ba + b は異符号の2数の和なので、絶対値の大きいほうの符号になります。条件より bb のほうが絶対値が大きく、bb は負なので、a+ba + b は負です。(例: 2+(5)=32 + (-5) = -3)

(2) aba - b は、減法を加法に直すと a+(b)a + (-b) です。bb が負の数なので、符号を変えた b-b は正の数です。正の数と正の数の和だから、aba - b は必ず正です。(例: 2(5)=2+5=72 - (-5) = 2 + 5 = 7)

(3) a×ba \times b は異符号の2数の積なので、絶対値の大小に関係なく必ず負です。(例: 2×(5)=102 \times (-5) = -10)

(1) だけは絶対値の条件が効いていることに注意しましょう。もし aa の絶対値のほうが大きければ a+ba + b は正になるので、条件を読み落とさないことが大切です。具体例で確かめたあと、「どんな数でも成り立つ理由」を言葉で説明できるようにしておくと、この型の問題に強くなります。

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14発展

6人の生徒 A〜F が数学のテストを受けた。次の表は、各生徒の得点が基準の 8080 点よりどれだけ高いかを正負の数で表したものである。

A: +6+6、 B: 12-12、 C: +4+4、 D: 7-7、 E: +9+9、 F: xx (単位: 点)

6人の平均点が 7979 点であったとき、xx の値と F の得点を求めよ。

答え

x=6x = -6、 F の得点は 7474

解説

「平均 = 基準の値 + 基準とのちがいの平均」の関係を逆向きに使います。

平均点が 7979 点で基準が 8080 点なので、基準とのちがいの平均は

7980=1 点79 - 80 = -1 \ \text{点}

ちがいの平均が 1-1 点だから、6人分のちがいの合計は

(1)×6=6 点(-1) \times 6 = -6 \ \text{点}

一方、A〜E の5人のちがいの合計を計算すると、正の項と負の項をまとめて

(+6)+(12)+(+4)+(7)+(+9)=(6+4+9)+(127)=1919=0(+6) + (-12) + (+4) + (-7) + (+9) = (6 + 4 + 9) + (-12 - 7) = 19 - 19 = 0

したがって、合計が 6-6 になるためには

0+x=60 + x = -6

より x=6x = -6 です。F の得点は、基準より 66 点低いので

80+(6)=74 点80 + (-6) = 74 \ \text{点}

検算として実際の得点で確かめると、86+68+84+73+89+74=47486 + 68 + 84 + 73 + 89 + 74 = 474474÷6=79474 \div 6 = 79 点となり、平均が一致します。「ちがいの合計 = ちがいの平均 ×\times 人数」という関係に気づけるかがこの問題のカギです。

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