中2数学 連立方程式
答えと解説
答えが合っていても、解説を読んで「なぜそう解くのか」まで確認すると力がつきます。 解説を読んでもわからないときは、AIに質問してみましょう。
次のア、イのうち、連立方程式
${x+y=62x−y=3$
の解はどちらか。
ア x=3, y=3
イ x=2, y=4
答え
ア
解説
連立方程式の解は、両方の式を同時に成り立たせる値の組です。それぞれ2つの式に代入して確かめます。
アの x=3、y=3 を代入すると
1つめの式: 3+3=6 で成り立ちます。
2つめの式: 2×3−3=6−3=3 で成り立ちます。
両方成り立つので、アは解です。
イの x=2、y=4 を代入すると
1つめの式: 2+4=6 で成り立ちます。
2つめの式: 2×2−4=4−4=0 となり、右辺の 3 と一致しません。
イは1つめの式しか満たさないので解ではありません。「片方の式だけ成り立ってもだめ」というのが連立方程式の解の大切なポイントです。
次の連立方程式を加減法で解け。
${x+y=7x−y=3$
答え
x=5, y=2
解説
y の係数が +1 と −1 で絶対値がそろっているので、2つの式をそのままたすと y が消去できます。
x=5 を1つめの式 x+y=7 に代入して
よって解は x=5、y=2 です。
検算: 1つめの式は 5+2=7、2つめの式は 5−2=3 で、どちらも成り立ちます。求めた解は必ず「元の2つの式」の両方に代入して確かめる習慣をつけましょう。
次の連立方程式を解け。
${2x+3y=12x−y=1$
答え
x=3, y=2
解説
このままでは係数がそろっていないので、2つめの式の両辺を 2 倍して x の係数を 2 にそろえます。
1つめの式からこの式をひくと、x が消去できます。
y=2 を x−y=1 に代入して
よって解は x=3、y=2 です。
検算: 2×3+3×2=6+6=12、3−2=1 でどちらも成り立ちます。ひき算で消去するとき、3y−(−2y)=5y のように「ひく式の符号がすべて逆になる」ことに注意しましょう。ここが加減法でいちばんミスの出るところです。
次の連立方程式を代入法で解け。
${y=2x−13x+2y=12$
答え
x=2, y=3
解説
1つめの式が「y=⋯」の形なので、2つめの式の y に 2x−1 を代入します。かっこをつけて代入するのがポイントです。
分配法則でかっこを外して
x=2 を y=2x−1 に代入して
よって解は x=2、y=3 です。
検算: 3=2×2−1、3×2+2×3=6+6=12 でどちらも成り立ちます。2(2x−1) を 4x−1 としてしまう(後ろの項に掛け忘れる)ミスが多いので、かっこの展開はていねいに行いましょう。
次の連立方程式を解け。
${3x+2y=82x+3y=7$
答え
x=2, y=1
解説
どちらの式もそのままでは係数がそろわないので、両方の式を何倍かします。x の係数 3 と 2 の最小公倍数 6 にそろえましょう。1つめの式を 2 倍、2つめの式を 3 倍すると
下の式から上の式をひくと、x が消去できます。
y=1 を元の1つめの式 3x+2y=8 に代入して
よって解は x=2、y=1 です。
検算: 3×2+2×1=6+2=8、2×2+3×1=4+3=7 でどちらも成り立ちます。両方の式を何倍かするときは、右辺にも同じ数を掛けるのを忘れないようにしましょう。
次の連立方程式を解け。
${3x−2(x−y)=82x+y=7$
答え
x=2, y=3
解説
かっこのある式は、まず分配法則で展開して整理します。1つめの式は
なので、連立方程式は次のように整理できます。
1つめの式を 2 倍すると 2x+4y=16。ここから2つめの式をひくと
y=3 を 2x+y=7 に代入して
よって解は x=2、y=3 です。
検算は展開する前の元の式で行います。3×2−2(2−3)=6−2×(−1)=6+2=8、2×2+3=7 でどちらも成り立ちます。−2(x−y) の展開で後ろの項の符号を −2y としてしまうミスに注意しましょう。マイナスを掛けるので +2y になります。
次の連立方程式を解け。
${2x+3y=4x−y=3$
答え
x=6, y=3
解説
分数をふくむ式は、分母の最小公倍数を両辺に掛けて分母をはらいます。1つめの式の分母は 2 と 3 なので、最小公倍数 6 を両辺に掛けると
これで連立方程式は次のようになります。
2つめの式を 2 倍すると 2x−2y=6。1つめの式とたすと y が消去できて
x=6 を x−y=3 に代入して
よって解は x=6、y=3 です。
検算は元の式で行います。26+33=3+1=4、6−3=3 でどちらも成り立ちます。分母をはらうとき、右辺の 4 にも 6 を掛けるのを忘れないことが最大の注意点です。
次の連立方程式を解け。
${0.3x+0.2y=1.2x+y=5$
答え
x=2, y=3
解説
小数をふくむ式は、両辺を 10 倍して係数を整数にします。1つめの式の両辺を 10 倍すると
これで連立方程式は次のようになります。
2つめの式を 2 倍すると 2x+2y=10。1つめの式からこれをひくと
x=2 を x+y=5 に代入して
よって解は x=2、y=3 です。
検算は元の式で行います。0.3×2+0.2×3=0.6+0.6=1.2、2+3=5 でどちらも成り立ちます。10 倍するとき、右辺の 1.2 も 12 にすること。左辺だけ 10 倍してしまうのが典型的なミスです。
方程式 4x+3y=2x−y=10 を解け。
答え
x=4, y=−2
解説
A=B=C 型の方程式は、2本の方程式の組に直して解きます。右端の 10 は数だけなので、「A=C と B=C」の組にすると計算が簡単です。
2つめの式の両辺を 3 倍すると 6x−3y=30。y の係数が +3 と −3 になったので、1つめの式とたすと
x=4 を 2x−y=10 に代入して
よって解は x=4、y=−2 です。
検算: 4×4+3×(−2)=16−6=10、2×4−(−2)=8+2=10 で、どちらの式の値も 10 になり、3つの部分がすべて等しいことが確かめられます。解が負の数になることもあるので、符号の計算は最後までていねいに行いましょう。
りんご3個とみかん2個を買うと代金は460円、りんご2個とみかん5個を買うと代金は600円である。りんご1個、みかん1個の値段をそれぞれ求めよ。
答え
りんご1個 100円、みかん1個 80円
解説
りんご1個を x 円、みかん1個を y 円とします。「(単価)×(個数)の合計 =(代金)」という関係で、2回の買い物からそれぞれ式を作ると
y の係数 2 と 5 の最小公倍数 10 にそろえます。1つめの式を 5 倍、2つめの式を 2 倍すると
上の式から下の式をひくと
x=100 を 3x+2y=460 に代入して
よって、りんご1個100円、みかん1個80円です。値段はどちらも正の数なので問題に適しています。
検算: 3×100+2×80=300+160=460 円、2×100+5×80=200+400=600 円で、問題文の2つの代金と一致します。文章題では、方程式の解が出たあとに「問題の条件に合うか」まで確かめてから答えるのが鉄則です。
家から1500m離れた駅へ行くのに、はじめは分速60mで歩き、途中から分速150mで走ったところ、全体で16分かかった。歩いた道のりと走った道のりをそれぞれ求めよ。
答え
歩いた道のり 600m、走った道のり 900m
解説
歩いた道のりを x m、走った道のりを y m とします。「道のりの合計」と「時間の合計」でそれぞれ式を作るのが速さの文章題の定石です。時間は (時間)=(速さ)(道のり) で表せるので
2つめの式の分母 60 と 150 の最小公倍数 300 を両辺に掛けて分母をはらうと
1つめの式を 2 倍すると 2x+2y=3000。これを 5x+2y=4800 からひくと
x=600 を x+y=1500 に代入して
よって、歩いた道のりは600m、走った道のりは900mです。どちらも正の数で、合計も1500mなので問題に適しています。
検算: 歩いた時間は 600÷60=10 分、走った時間は 900÷150=6 分で、合計 10+6=16 分となり問題文と一致します。速さの問題では「道のりの式」と「時間の式」の単位がそれぞれそろっているかを必ず確認しましょう。
ある中学校の昨年の生徒数は、男女合わせて500人だった。今年は昨年に比べて男子が5%増え、女子が4%減ったので、全体では7人増えた。昨年の男子と女子の生徒数をそれぞれ求めよ。
答え
昨年の男子 300人、昨年の女子 200人
解説
増減の基準になっているのは「昨年」の人数なので、昨年の男子を x 人、昨年の女子を y 人とおきます。ここが割合の文章題の最大のポイントで、今年の人数を文字にすると「5%増えた」という関係が式にしにくくなります。
昨年の合計から
増えた人数に注目します。男子は x 人の 5 % つまり 0.05x 人増え、女子は y 人の 4 % つまり 0.04y 人減って、全体では 7 人増えたので
両辺を 100 倍して
1つめの式を 4 倍すると 4x+4y=2000。y の係数が −4 と +4 なので、5x−4y=700 とたすと
x=300 を x+y=500 に代入して
よって、昨年の男子は300人、昨年の女子は200人です。
検算: 男子の増加は 300×0.05=15 人、女子の減少は 200×0.04=8 人なので、全体では 15−8=7 人の増加となり、問題文と一致します。「増えた人数どうしの式」を作ると係数が小さくなって計算が楽です。今年の人数の式 1.05x+0.96y=507 を作っても同じ答えになります。
x、y についての連立方程式
${ax+by=10bx−ay=5$
の解が x=2、y=1 であるとき、a、b の値を求めよ。
答え
a=3, b=4
解説
「解が x=2、y=1」ということは、この値の組を代入すると2つの式がどちらも成り立つということです。代入すると、今度は a と b についての連立方程式ができます。
1つめの式に代入: 2a+b=10
2つめの式に代入: 2b−a=5
つまり
1つめの式を「b=⋯」の形にすると b=10−2a。これを2つめの式に代入して(代入法)
a=3 を b=10−2a に代入して
よって a=3、b=4 です。
検算: 元の連立方程式は 3x+4y=10、4x−3y=5 となります。x=2、y=1 を代入すると、3×2+4×1=6+4=10、4×2−3×1=8−3=5 で、確かに (2,1) が解になっています。「解がわかっている → 代入すると文字の方程式ができる」という発想は入試でも頻出です。
2けたの自然数がある。十の位の数と一の位の数の和は12で、十の位の数と一の位の数を入れかえてできる数は、もとの数より18小さい。もとの自然数を求めよ。
答え
75
解説
十の位の数を x、一の位の数を y とすると、もとの数は 10x+y、位を入れかえた数は 10y+x と表せます。「2けたの数 = 10 ×(十の位)+(一の位)」という表し方が、この型の問題のカギです。
各位の数の和が12であることから
入れかえた数がもとの数より18小さいことから
2つめの式を整理します。左辺の項を右辺に移項すると
両辺を 9 で割って
これで連立方程式は次のようになります。
2つの式をたすと 2x=14 より x=7。x=7 を x+y=12 に代入して y=5。
x=7、y=5 はどちらも1けたの自然数(1 から 9 の範囲。十の位は 0 不可)なので問題に適しており、もとの数は
検算: 各位の和は 7+5=12 で条件に合います。入れかえた数は 57 で、75−57=18 より、確かにもとの数より18小さくなっています。位の数を入れかえる問題では、「75 と 57」のように具体的な数でイメージしてから式を立てると間違えにくくなります。