中3数学 平方根
答えと解説
答えが合っていても、解説を読んで「なぜそう解くのか」まで確認すると力がつきます。 解説を読んでもわからないときは、AIに質問してみましょう。
次の問いに答えよ。
(1) 36 の平方根を求めよ。
(2) 7 の平方根を求めよ。
(3) 49 の値を求めよ。
答え
(1) ±6
(2) ±7
(3) 7
解説
「a の平方根」とは、2乗すると a になる数のことで、正の数の平方根は正と負の2つあります。
(1) 62=36、(−6)2=36 なので、36 の平方根は
$±6$
(2) 7 は整数の2乗の形にできないので、根号を使って表します。2乗すると 7 になる数は
$±7$
(3) 49 は「49 の平方根のうち正の方」を表す記号です。49=72 なので
$49=7$
(1)(2) は答えが2つ、(3) は正の1つだけ。「平方根を求めよ」と「a の値を求めよ」の違いを正確におさえましょう。
次の2つの数の大小を、不等号を使って表せ。
(1) 3 と 10
(2) −6 と −7
答え
(1) 3<10
(2) −7<−6
解説
正の数どうしは、2乗して(根号の中の数で)比べます。a、b が正の数のとき、a<b ならば a<b です。
(1) 3=9 と直します。9<10 だから
$9<10すなわち3<10$
(2) まず正の数で比べると、6<7 より 6<7 です。負の数は絶対値が大きいほど小さいので、大小が逆になり
$−7<−6$
負の数の大小は数直線をイメージすると確実です。−7 の方が原点から遠い(左にある)ので小さい数です。
次の計算をせよ。(3) は ab の形に変形せよ。
(1) 3×5
(2) 30÷6
(3) 12
答え
(1) 15
(2) 5
(3) 23
解説
かけ算・わり算では、根号の中どうしを計算できます。
(1) a×b=ab より
$3×5=3×5=15$
(2) ba=ba より
$30÷6=630=5$
(3) 12 を素因数分解すると 12=22×3。2乗の因数 22 を根号の外に出して
$12=22×3=23$
答えの根号の中に2乗の因数が残っていないか(15 や 5 はこれ以上簡単にできないか)を毎回確認する習慣をつけましょう。
次の分数の分母を有理化せよ。
(1) 31
(2) 26
答え
(1) 33
(2) 32
解説
分母の根号と同じ数を、分母と分子の両方にかけます。
(1) 分母と分子に 3 をかけて
$31=3×31×3=33$
(2) 分母と分子に 2 をかけて
$26=2×26×2=262=32$
(2) のように、有理化したあとに約分できることがよくあります。262 のまま答えにせず、最後まで簡単にしましょう。
次の計算をせよ。
(1) 32+52
(2) 27−12
答え
(1) 82
(2) 3
解説
たし算・ひき算は、根号の中が同じ項どうしを、同類項のようにまとめます。
(1) 2 を1つの文字のように見て
$32+52=(3+5)2=82$
(2) まず根号の中をそろえます。
$27=32×3=33,12=22×3=23$
よって
$27−12=33−23=3$
27−12=15 のように根号の中どうしを引くのは誤りです。加減の前に必ず ab の形に直しましょう。
次の計算をせよ。
(1) 8×6
(2) 23×36
(3) 27÷6×2
答え
(1) 43
(2) 182
(3) 3
解説
(1) 先に ab の形に直してからかけると、根号の中が小さくてすみます。8=22 より
$8×6=22×6=212=2×23=43$
(2) 根号の外どうし、中どうしをそれぞれかけます。
$23×36=(2×3)3×6=618$
18=32×2=32 なので
$618=6×32=182$
(3) かけ算・わり算は、根号の中を1つの分数にまとめて計算できます。
$27÷6×2=627×2=9=3$
(2) のように、計算のとちゅうで根号の中に2乗の因数が生まれることがあります。答えを書く前に、根号の中がこれ以上小さくできないか必ず確認しましょう。
次の計算をせよ。
(1) 50−32+8
(2) 48−39
答え
(1) 32
(2) 3
解説
(1) すべての項を ab の形に直します。
$50=52×2=52,32=42×2=42,8=22×2=22$
よって
$52−42+22=(5−4+2)2=32$
(2) まず 48=42×3=43。次に分母を有理化して
$39=3×39×3=393=33$
よって
$48−39=43−33=3$
「ab の形への変形」と「有理化」を先にすませて、根号の中をそろえてからまとめる、という手順を徹底しましょう。
次の計算をせよ。
(1) (5+2)(5−2)
(2) (3+1)2
(3) (2+3)(2−5)
答え
(1) 3
(2) 4+23
(3) −13−22
解説
乗法公式の x や a に、根号を含む数を当てはめます。
(1) 和と差の積 (x+a)(x−a)=x2−a2 より
$(5+2)(5−2)=(5)2−(2)2=5−2=3$
(2) (x+a)2=x2+2ax+a2 で x=3、a=1 として
$(3+1)2=(3)2+2×1×3+12=3+23+1=4+23$
(3) (x+a)(x+b)=x2+(a+b)x+ab で x=2、a=3、b=−5 として
$(2+3)(2−5)=(2)2+(3−5)2+3×(−5)=2−22−15=−13−22$
(2) で真ん中の項 23 を落とす((3+1)2=3+1=4 とする)のが典型的なミスです。2乗の展開は必ず3項出ることを意識しましょう。
x=5+2、y=5−2 のとき、次の式の値を求めよ。
(1) xy
(2) x2−y2
答え
(1) 1
(2) 85
解説
x、y の値をそのまま2乗して代入するより、公式で式の形を工夫してから代入するのが定石です。
(1) 和と差の積の公式が使える形です。
$xy=(5+2)(5−2)=(5)2−22=5−4=1$
(2) x2−y2=(x+y)(x−y) と因数分解してから代入します。
$x+y=(5+2)+(5−2)=25$
$x−y=(5+2)−(5−2)=4$
よって
$x2−y2=(x+y)(x−y)=25×4=85$
x2 と y2 を別々に計算しても解けますが、x+y と x−y(や xy)を先に求めると計算がぐっと楽になります。式の値の問題では「先に因数分解できないか」を考えましょう。
2=1.414 として、次の値を求めよ。
(1) 50
(2) 0.5
答え
(1) 7.07
(2) 0.707
解説
知っている近似値(2)が使えるように、式を変形します。
(1) 50=52×2 なので
$50=52=5×1.414=7.07$
(2) 0.5=10050 と直すと、分母が 102 になって根号が外せます。
$0.5=10050=1050=1052=22$
よって
$0.5=21.414=0.707$
小数の平方根は、分母が 100 や 10000 の分数に直すのがコツです。0.5 を「5 の10分の1」と考えるのは誤り(0.05 が 105)なので注意しましょう。
24n が自然数となるような、最も小さい自然数 n を求めよ。
答え
n=6
解説
24n が自然数になるのは、根号の中 24n がある自然数の2乗(平方数)になるときです。
24 を素因数分解すると
$24=23×3$
平方数になるには、すべての素因数の指数が偶数でなければなりません。いま 2 の指数は 3(奇数)、3 の指数は 1(奇数)なので、2 と 3 を1個ずつ補えばよく
$n=2×3=6$
確かめると
$24×6=144=122,144=12$
となり、確かに自然数になります。「素因数分解して、指数が奇数の素因数だけを集めたものが最小の n」と覚えておきましょう。
10 の整数部分を a、小数部分を b とするとき、a の値と、b(b+6) の値を求めよ。
答え
a=3、 b(b+6)=1
解説
無理数の整数部分は、平方数ではさんで求めます。
9<10<16 より 9<10<16、すなわち 3<10<4 なので、整数部分は
$a=3$
小数部分は「もとの数から整数部分を引いた残り」なので
$b=10−3$
これを b(b+6) に代入します。b+6=10+3 となることに注目すると
$b(b+6)=(10−3)(10+3)$
和と差の積の公式で
$(10−3)(10+3)=(10)2−32=10−9=1$
展開して代入する方法(b2+6b=(10−610+9)+(610−18)=1)でも同じ答えになります。小数部分の問題では、「b+(整数)=a の形が作れないか」を探すと計算が一気に楽になります。
53−2n が整数となるような自然数 n を、すべて求めよ。
答え
n=2, 14, 22, 26
解説
53−2n が整数になるのは、根号の中 53−2n が 0 以上の平方数(0,1,4,9,…)になるときです。
まず、根号の中は 0 以上でなければならないので
$53−2n≥0よりn≤26.5$
つまり n は 1 から 26 までの自然数です。このとき 53−2n の値は最大で 53−2=51 です。
また、53 は奇数、2n は偶数なので、53−2n はつねに奇数です。したがって、51 以下の奇数の平方数を探すと
$1, 9, 25, 49$
の4つです(0 は偶数なので不適)。それぞれについて n を求めます。
53−2n=49 のとき 2n=4 より n=2
53−2n=25 のとき 2n=28 より n=14
53−2n=9 のとき 2n=44 より n=22
53−2n=1 のとき 2n=52 より n=26
どれも 1 以上 26 以下の自然数なので、すべて条件を満たします。よって n=2, 14, 22, 26 です。
「根号の中が 0 以上」という範囲の確認と、「偶数・奇数に注目して候補をしぼる」工夫がこの問題のポイントです。
x=6+2、y=6−2 のとき、xy の値と、yx+xy の値を求めよ。
答え
xy=4、 yx+xy=4
解説
まず xy を、和と差の積の公式で求めます。
$xy=(6+2)(6−2)=(6)2−(2)2=6−2=4$
次に yx+xy は、通分すると
$yx+xy=xyx2+y2$
となるので、x2+y2 が分かれば計算できます。x+y を先に求めると
$x+y=(6+2)+(6−2)=26$
(x+y)2=x2+2xy+y2 を変形した x2+y2=(x+y)2−2xy を使って
$x2+y2=(26)2−2×4=24−8=16$
よって
$yx+xy=xyx2+y2=416=4$
検算として直接計算すると、x2=8+43、y2=8−43 で、和は確かに 16 になります。「通分して x+y と xy で表す」流れは、難関校の入試で何度も出題される重要な手法です。