中3数学 関数 y=ax²
答えと解説
答えが合っていても、解説を読んで「なぜそう解くのか」まで確認すると力がつきます。 解説を読んでもわからないときは、AIに質問してみましょう。
y は x の2乗に比例し、x=2 のとき y=12 である。
(1) y を x の式で表しなさい。
(2) x=−3 のときの y の値を求めなさい。
答え
(1) y=3x2
(2) y=27
解説
(1) y は x の2乗に比例するので、比例定数を a として y=ax2 とおけます。x=2、y=12 を代入すると
両辺を 4 で割って a=3。よって
(2) 求めた式に x=−3 を代入します。
(−3)2=9 であって −9 ではありません。負の数を代入するときは、必ずかっこをつけて2乗する習慣をつけると符号ミスを防げます。
関数 y=ax2 のグラフが点 (3, −18) を通っている。
(1) a の値を求めなさい。
(2) このグラフは上に開いた放物線か、下に開いた放物線か答えなさい。
答え
(1) a=−2
(2) 下に開いた放物線
解説
(1) グラフが点 (3, −18) を通るので、x=3、y=−18 を y=ax2 に代入すると
両辺を 9 で割って
(2) y=ax2 のグラフは、a>0 なら上に開き、a<0 なら下に開きます。a=−2<0 なので、下に開いた放物線です。
検算として x=3 を y=−2x2 に代入すると y=−2×9=−18 となり、確かに点 (3, −18) を通ります。
関数 y=x2 について、x の変域が 1≤x≤3 のときの y の変域を求めなさい。
答え
1≤y≤9
解説
まず、x の変域 1≤x≤3 に 0 がふくまれているかを確認します。1 から 3 までなので 0 はふくまれていません。この場合は、両端の値を代入して比べれば y の変域がわかります。
x=1 のとき
x=3 のとき
1≤x≤3 の範囲ではグラフはずっと右上がり(x が増えると y も増える)なので、y は 1 から 9 まで変化します。よって
「変域の問題では、まず 0 をまたぐかどうかを確認する」——この一手間が、次のレベルの問題でのミスを防ぎます。
関数 y=3x2 で、x の値が 1 から 4 まで増加するときの変化の割合を求めなさい。
答え
15
解説
y=ax2 で x が p から q まで増加するときの変化の割合は a(p+q) で求められます。a=3、p=1、q=4 なので
定義(y の増加量 ÷ x の増加量)どおりに計算して確かめます。x=1 のとき y=3×1=3、x=4 のとき y=3×16=48 なので
公式と定義、どちらの方法でも同じ答えになりました。公式を使ったら、たまに定義でも計算して感覚を確かめておくと安心です。
次のア〜エの関数について、あとの問いに答えなさい。
ア y=2x2 イ y=41x2 ウ y=−3x2 エ y=3x2
(1) グラフが下に開いた放物線になるものを選びなさい。
(2) グラフの開き方が最も大きいものを選びなさい。
(3) グラフが x 軸について対称になる組を選びなさい。
答え
(1) ウ
(2) イ
(3) ウとエ
解説
(1) y=ax2 のグラフは、a<0 のとき下に開きます。比例定数が負なのはウの −3 だけなので、答えはウです。
(2) 開き方は、a の絶対値が小さいほど大きく(グラフが横に広がる)、大きいほど小さく(細長く)なります。絶対値を比べると
なので、絶対値が最も小さいイの開き方が最も大きくなります。
(3) y=ax2 と y=−ax2 のグラフは、比例定数の絶対値が同じで符号が逆なので、x 軸について対称です。ウ(a=−3)とエ(a=3)がこの関係にあたります。
「開き方が大きい = 絶対値が小さい」という対応を逆に覚えてしまうミスが多いので、y=x2 と y=3x2 に x=1 を代入して(y=1 と y=3)、係数が大きいほど急に立ち上がることを確認しておきましょう。
関数 y=−2x2 について、x の変域が −3≤x≤1 のときの y の変域を求めなさい。
答え
−18≤y≤0
解説
a=−2<0 なので、グラフは下に開いた放物線です。x の変域 −3≤x≤1 は 0 をふくむことに注意します。
下に開いた放物線では、頂点(原点)が最も高い点です。変域に x=0 がふくまれるので、y の最大の値は
最小の値は、0 から遠い方の端でとります。∣−3∣=3、∣1∣=1 なので遠いのは x=−3 の方で
(もう一方の端 x=1 では y=−2 で、−18 より大きい)
よって、y の変域は
両端だけ代入して「−18≤y≤−2」とするのが典型的なミスです。変域が 0 をまたいだら、最大か最小のどちらかは必ず 0 になります。
関数 y=ax2 について、x の変域が −2≤x≤4 のとき、y の変域は 0≤y≤8 であった。a の値を求めなさい。
答え
a=21
解説
y の変域が 0≤y≤8 で、y が 0 以上の値をとっているので、グラフは上に開いた放物線、つまり a>0 です(a<0 だと y はすべて 0 以下になってしまい、y=8 になれません)。
x の変域 −2≤x≤4 は 0 をふくむので、y の最小の値 0 は x=0 のときの値です。これは変域の条件と合っています。
y の最大の値 8 は、0 から遠い方の端でとります。∣−2∣=2、∣4∣=4 なので x=4 のときです。x=4、y=8 を代入すると
両辺を 16 で割って
検算します。y=21x2 で x=−2 のとき y=2、x=0 のとき y=0、x=4 のとき y=8。確かに y の変域は 0≤y≤8 になります。x=−2 の方を最大と思い込んで 4a=8、a=2 としないよう、どちらの端が 0 から遠いかを必ず確認しましょう。
関数 y=ax2 で、x の値が 1 から 5 まで増加するときの変化の割合が −12 であった。a の値を求めなさい。
答え
a=−2
解説
y=ax2 で x が p から q まで増加するときの変化の割合は a(p+q) です。p=1、q=5 なので
これが −12 に等しいから
両辺を 6 で割って
検算します。y=−2x2 で、x=1 のとき y=−2、x=5 のとき y=−50。変化の割合は
確かに一致します。y の増加量 −50−(−2) の符号処理(−50+2=−48)でミスしやすいので、引き算はかっこをつけて丁寧に書きましょう。
高いところからボールを静かに落とすと、落ち始めてから x 秒間に落ちる距離 y m は y=5x2 で表されるものとする。
(1) 落ち始めて1秒後から3秒後までの間の平均の速さは毎秒何 m か求めなさい。
(2) 地面から 125 m の高さからボールを落とすとき、地面に着くのは落ち始めてから何秒後か求めなさい。
答え
(1) 毎秒 20 m
(2) 5秒後
解説
(1) 平均の速さは「進んだ距離 ÷ かかった時間」、つまり y=5x2 で x が 1 から 3 まで増加するときの変化の割合です。
x=1 のとき y=5×1=5、x=3 のとき y=5×9=45 なので
よって平均の速さは毎秒 20 m です。公式 a(p+q)=5×(1+3)=20 でも同じ答えになります。
(2) 落ちる距離が 125 m になるときの x を求めます。y=125 を代入して
両辺を 5 で割って
x2=25 を満たす x は x=5 と x=−5 ですが、x は時間を表すので x>0。よって
答えは5秒後です。2乗の方程式を解いたら、問題の場面に合わない解(ここでは負の時間)を捨てることを忘れないようにしましょう。
放物線 y=x2 上に、x 座標が −2 の点 A と、x 座標が 3 の点 B がある。直線 AB の式を求めなさい。
答え
y=x+6
解説
まず、A と B の座標を求めます。y=x2 に代入して
x=−2 のとき y=(−2)2=4 だから A(−2, 4)
x=3 のとき y=32=9 だから B(3, 9)
直線 AB の傾きは
直線の式を y=x+b とおいて、B(3, 9) を代入すると
より b=6。よって
もう一方の点 A で検算します。x=−2 のとき y=−2+6=4 となり、確かに A(−2, 4) を通ります。公式 y=a(p+q)x−apq を使うと、a=1、p=−2、q=3 から傾き 1×(−2+3)=1、切片 −1×(−2)×3=6 となり、同じ式が一気に得られます。
自動車がブレーキをかけてから止まるまでに進む距離(制動距離)は、速さの2乗に比例する。時速 40 km で走るとき制動距離が 10 m であるとすると、時速 60 km で走るときの制動距離は何 m か求めなさい。
答え
22.5 m
解説
速さを時速 x km、制動距離を y m とすると、y は x の2乗に比例するので y=ax2 とおけます。
x=40 のとき y=10 だから
よって y=1601x2。x=60 を代入すると
答えは 22.5 m です。
別の考え方もできます。速さが 4060=23 倍になると、制動距離は2乗に比例するので (23)2=49 倍になります。10×49=22.5 m で一致します。速さが1.5倍でも止まるまでの距離は2倍以上——これが「2乗に比例する」ことの怖さです。
放物線 y=21x2 上に、x 座標が −2 の点 A と、x 座標が 4 の点 B がある。
(1) 直線 AB の式を求めなさい。
(2) 原点 O と 2点 A、B を頂点とする三角形 OAB の面積を求めなさい。
答え
(1) y=x+4
(2) 12
解説
(1) A、B の座標を求めます。y=21x2 に代入して
x=−2 のとき y=21×4=2 だから A(−2, 2)
x=4 のとき y=21×16=8 だから B(4, 8)
直線 AB の傾きは
y=x+b に B(4, 8) を代入して 8=4+b より b=4。よって
A で検算すると、x=−2 のとき y=−2+4=2 で A(−2, 2) を通ります。
(2) 直線 AB と y 軸との交点を C とすると、切片から C(0, 4) です。三角形 OAB を、線分 OC を共通の底辺とする三角形 OCA と三角形 OCB に分けます。
底辺 OC の長さは 4。三角形 OCA の高さは A の x 座標の絶対値 2、三角形 OCB の高さは B の x 座標の絶対値 4 です。
まとめると、切片 4 を底辺、A と B の x 座標の絶対値の和 2+4=6 を高さの合計とみて、21×4×6=12 と一気に計算することもできます。A と B が y 軸をはさんで反対側にあるとき、高さの和は x 座標の差 4−(−2)=6 と一致します。
放物線 y=x2 と直線 y=2x+3 が2点 A、B で交わっている(A の x 座標は B の x 座標より小さい)。
(1) A、B の座標を求めなさい。
(2) 原点 O と 2点 A、B を頂点とする三角形 OAB の面積を求めなさい。
答え
(1) A(−1, 1)、B(3, 9)
(2) 6
解説
(1) 交点では、放物線と直線の y の値が等しいので
右辺を左辺に移項して
掛けて −3、足して −2 になる2数は −3 と 1 なので、因数分解して
y=x2 に代入すると、x=−1 のとき y=1、x=3 のとき y=9。A の x 座標の方が小さいので
どちらの点も直線 y=2x+3 の上にあるか検算します。2×(−1)+3=1 ✓、2×3+3=9 ✓
(2) 直線 y=2x+3 と y 軸との交点を C とすると、C(0, 3)。線分 OC を共通の底辺として三角形 OAB を2つに分けると、底辺 OC =3、高さはそれぞれ ∣−1∣=1 と ∣3∣=3 なので
「交点は連立(代入)して2次方程式を解く → 面積は y 軸との交点で分ける」という2つの定石を組み合わせる、入試の超頻出パターンです。
放物線 y=x2 上に2点 A、B があり、線分 AB は x 軸に平行で、その長さは 6 である(A の x 座標は負とする)。
(1) A、B の座標を求めなさい。
(2) 原点 O と 2点 A、B を頂点とする三角形 OAB の面積を求めなさい。
(3) y 軸上の原点以外の点 P で、三角形 PAB の面積が三角形 OAB の面積と等しくなるものの座標を求めなさい。
答え
(1) A(−3, 9)、B(3, 9)
(2) 27
(3) P(0, 18)
解説
(1) 放物線 y=x2 は y 軸について対称なので、AB が x 軸に平行なら、A と B は y 軸をはさんでちょうど対称な位置にあります。A の x 座標を −t(t>0)とすると B の x 座標は t で、AB の長さは
よって t=3。y 座標は y=32=9 なので
(2) AB を底辺とみると、底辺の長さは 6。AB は直線 y=9 上にあり、O は原点なので、高さは O と直線 AB との距離 9 です。
(3) P は y 軸上の点なので P(0, p) とおきます。三角形 PAB も AB(長さ 6)を底辺とみると、高さは P と直線 y=9 との距離、つまり ∣9−p∣ です。面積が 27 になる条件は
よって 9−p=9 または 9−p=−9 で、p=0 または p=18。p=0 は原点 O 自身なので、原点以外という条件から
底辺 AB が共通なら「面積が等しい ⇔ 高さが等しい」と言いかえられる、という等積変形の考え方がポイントです。直線 AB から距離 9 の点は AB の上側と下側に1つずつあり、下側が O、上側が P(0, 18) です。