中3数学 2次方程式
答えと解説
答えが合っていても、解説を読んで「なぜそう解くのか」まで確認すると力がつきます。 解説を読んでもわからないときは、AIに質問してみましょう。
次の2次方程式を解きなさい。
(1) x2=25
(2) 3x2−24=0
答え
(1) x=±5
(2) x=±22
解説
平方根の考えを使います。「x2=k の解は x=±k」です。
(1) 2乗して 25 になる数は 25 の平方根なので
プラスとマイナスの両方が解です。x=5 だけと答えるのがいちばん多いミスなので注意しましょう。
(2) まず x2=(数)の形に整理します。−24 を移項して
両辺を 3 で割って
検算: 3×(±22)2=3×8=24 で、元の方程式が成り立ちます。8 のままにせず、22 と簡単にするのを忘れずに。
2次方程式 (x−2)2=9 を解きなさい。
答え
x=5, x=−1
解説
x−2 を1つのかたまりとみます。「2乗すると 9 になる数」は 9 の平方根なので
−2 を移項して
+ のとき x=2+3=5、− のとき x=2−3=−1 だから
検算: x=5 のとき (5−2)2=32=9、x=−1 のとき (−1−2)2=(−3)2=9 で、どちらも成り立ちます。展開してから解くこともできますが、この形のままかたまりの平方根をとる方がずっと速いです。
次の2次方程式を解きなさい。
(1) x2+5x+6=0
(2) x2−8x+16=0
答え
(1) x=−2, x=−3
(2) x=4
解説
左辺を因数分解して、「AB=0 ならば A=0 または B=0」を使います。
(1) 掛けて 6、足して 5 になる2数は 2 と 3 なので
x+2=0 または x+3=0 だから
検算: x=−2 のとき 4−10+6=0、x=−3 のとき 9−15+6=0 で成り立ちます。因数の符号と解の符号が逆になることに注意しましょう。
(2) 掛けて 16、足して −8 になる2数は −4 と −4 なので、左辺は2乗の形に因数分解できて
x−4=0 だから
検算: 16−32+16=0 で成り立ちます。このように左辺が2乗の形になるとき、解は1つだけです。
2次方程式 x2=3x を解きなさい。
答え
x=0, x=3
解説
「両辺を x で割って x=3」としてはいけません。x が 0 である可能性を無視して 0 で割ってしまうことになり、解 x=0 を失うからです。
正しくは、まずすべての項を左辺に移項します。
共通因数 x をくくり出して
x=0 または x−3=0 だから
検算: x=0 のとき左辺 0、右辺 0。x=3 のとき左辺 9、右辺 9。どちらも成り立ちます。「文字で割らずに、移項して因数分解」を徹底しましょう。
2次方程式 x2+5x+2=0 を解の公式を使って解きなさい。
答え
x=2−5±17
解説
掛けて 2、足して 5 になる整数はないので因数分解はできません。解の公式
に a=1、b=5、c=2 を代入します。
検算: x=2−5+17 のとき x2=425−1017+17=221−517、5x=2−25+517 なので
で成り立ちます。a の中の計算 b2−4ac を2回確かめるくせをつけましょう。
2次方程式 2x2−3x−1=0 を解きなさい。
答え
x=43±17
解説
因数分解できないので解の公式を使います。a=2、b=−3、c=−1 です。b と c が負の数なので、かっこをつけて代入します。
a の中は (−3)2=9 と −4×2×(−1)=+8 で
検算: x=43+17 のとき x2=169+617+17=1626+617=813+317 なので
で成り立ちます。c=−1 の符号を落として 9−8 としてしまうのが典型的なミスです。
2次方程式 x2−4x−2=0 を解きなさい。
答え
x=2±6
解説
解の公式に a=1、b=−4、c=−2 を代入します。
24=26 と簡単にして
最後は分母分子を 2 で約分しました。
検算: x=2+6 のとき x2=4+46+6=10+46 なので
で成り立ちます(x=2−6 も同様に成り立ちます)。24 のまま答えたり、約分を忘れて 24±26 のまま答えたりしないよう、最後まで式を整えましょう。
別解: 平方完成でも解けます。x2−4x=2 の両辺に 4 を加えて (x−2)2=6、よって x=2±6。同じ答えになります。
2次方程式 (x+2)(x−3)=6 を解きなさい。
答え
x=4, x=−3
解説
左辺が積の形ですが、右辺が 0 ではないので、このままでは「AB=0 ならば A=0 または B=0」は使えません。掛けて 6 になる数の組は無数にあるからです。まず左辺を展開します。
右辺の 6 を移項して「=0」の形にします。
掛けて −12、足して −1 になる2数は −4 と 3 なので
検算: x=4 のとき (4+2)(4−3)=6×1=6、x=−3 のとき (−3+2)(−3−3)=(−1)×(−6)=6 で、どちらも成り立ちます。「積の形 =0」でない限り、いったん展開して整理し直すのが正しい手順です。
x についての2次方程式 x2+ax−8=0 の解の1つが x=2 であるとき、a の値と、もう1つの解を求めなさい。
答え
a=2、もう1つの解は x=−4
解説
「x=2 が解である」とは、x=2 を代入すると方程式が成り立つということです。代入すると
a=2 を元の方程式に戻すと
掛けて −8、足して 2 になる2数は 4 と −2 なので
確かに x=2 が解に含まれており、もう1つの解は x=−4 です。
検算: x=−4 を代入すると 16−8−8=0 で成り立ちます。「解を代入して係数を求める → 係数を戻して解き直す」という2段構えの流れは、定期テストでも入試でも頻出です。
連続する2つの正の整数があり、それぞれを2乗した数の和は 113 です。この2つの整数を求めなさい。
答え
7 と 8
解説
小さい方の整数を n とすると、連続する2つの整数は n、n+1 と表せます。それぞれの2乗の和が 113 だから
左辺を展開して
113 を移項して整理すると
両辺を 2 で割って
掛けて −56、足して 1 になる2数は 8 と −7 なので
解の吟味: 正の整数という条件から、n=−8 は問題に合いません。n=7 は問題に合います。よって2つの整数は 7 と 8 です。
検算: 72+82=49+64=113 で確かに成り立ちます。文章題では、方程式の解がそのまま答えになるとは限りません。必ず条件に照らして吟味しましょう。
横の長さが縦の長さより 4cm 長い長方形があり、その面積は 96cm2 です。この長方形の縦の長さを求めなさい。
答え
8cm
解説
縦の長さを xcm とすると(x>0)、横の長さは (x+4)cm です。面積が 96cm2 だから
左辺を展開し、96 を移項して整理します。
掛けて −96、足して 4 になる2数を探します。96=8×12 に注目すると、12 と −8 が見つかるので
解の吟味: 長さだから x>0 が必要で、x=−12 は問題に合いません。x=8 は問題に合います。
検算: 縦 8cm、横 8+4=12cm で、面積は 8×12=96cm2。確かに成り立ちます。答えは 8cm です。負の解を捨てた理由(長さは正)まで答案に書く習慣をつけましょう。
縦 20m、横 30m の長方形の土地に、縦方向(縦の辺に平行)に1本、横方向(横の辺に平行)に1本、同じ幅のまっすぐな道を作り、残りを畑にしたところ、畑の面積の合計は 504m2 になりました。道の幅を求めなさい。
答え
2m
解説
道の幅を xm とします。道は土地の中に収まるので 0<x<20 です。
この問題の定石は「道を端に寄せて考える」ことです。縦方向の道と横方向の道をそれぞれ土地の端まで平行移動しても、畑の面積の合計は変わりません。道を端に寄せると、畑は縦 (20−x)m、横 (30−x)m の1つの長方形にまとまります。よって
左辺を展開します。
504 を移項して
掛けて 96、足して −50 になる2数は −2 と −48 なので
解の吟味: 0<x<20 という条件から、x=48 は問題に合いません。x=2 は問題に合います。
検算: 幅 2m のとき、畑をまとめた長方形は縦 18m、横 28m で、面積は 18×28=504m2。確かに成り立ちます。答えは 2m です。道の面積を「縦の道 + 横の道 − 重なり」で計算して 600 から引く方法(600−20x−30x+x2=504)でも、同じ方程式になります。
1辺が 12cm の正方形 ABCD があります。点 P は頂点 A を出発して辺 AB 上を B まで毎秒 1cm の速さで進み、点 Q は P と同時に頂点 B を出発して辺 BC 上を C まで毎秒 1cm の速さで進みます。△PBQ の面積が 16cm2 になるのは、出発してから何秒後ですか。すべて求めなさい。
答え
4 秒後と 8 秒後
解説
出発してから x 秒後を考えます。2点が辺上を動いている間なので 0<x<12 です。
x 秒後、点 P は A から xcm 進んでいるので AP=xcm、よって
点 Q は B から xcm 進んでいるので
辺 AB と辺 BC は正方形の隣り合う辺なので垂直です。したがって △PBQ は ∠B=90∘ の直角三角形で、PB と BQ を底辺と高さとみて
これが 16cm2 になるから
両辺に 2 を掛けて
すべての項を移項して x2 の係数を正にすると
掛けて 32、足して −12 になる2数は −4 と −8 なので
解の吟味: どちらも 0<x<12 を満たすので、両方とも問題に合います。
検算: 4 秒後は PB=8、BQ=4 で面積 21×4×8=16cm2。8 秒後は PB=4、BQ=8 で面積 21×8×4=16cm2。確かにどちらも成り立ちます。
答えは 4 秒後と 8 秒後です。三角形が大きくなる途中と小さくなる途中の2回、同じ面積になります。「解が2つ出たら片方を捨てる」と思いこまず、条件に合うかどうかで判断することが大切です。
正方形の厚紙の四隅から1辺 3cm の正方形を切り取り、点線で折り曲げてふたのない直方体の箱を作ったところ、容積は 147cm3 になりました。もとの厚紙の1辺の長さを求めなさい。
答え
13cm
解説
もとの厚紙の1辺を xcm とします。四隅から1辺 3cm の正方形を切り取って折り曲げると、箱の底面は1辺が (x−6)cm の正方形(左右から 3cm ずつ、合計 6cm 短くなる)、高さは 3cm になります。底面の1辺は正でなければならないので x>6 です。
容積が 147cm3 だから
両辺を 3 で割って
x−6 をかたまりとみて平方根の考えを使うと
よって
解の吟味: x>6 という条件から、x=−1 は問題に合いません。x=13 は問題に合います。
検算: 1辺 13cm の厚紙なら、底面の1辺は 13−6=7cm、高さは 3cm で、容積は 7×7×3=147cm3。確かに成り立ちます。答えは 13cm です。
この問題は展開して解の公式に頼るより、(x−6)2=49 の形のまま平方根の考えで解く方がずっと速く、ミスも減ります。「2乗の形はくずさない」が計算のコツです。