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中3数学 三平方の定理

答えと解説

答えが合っていても、解説を読んで「なぜそう解くのか」まで確認すると力がつきます。 解説を読んでもわからないときは、AIに質問してみましょう。

1基本

次の直角三角形の斜辺の長さを求めよ。
(1) 直角をはさむ2辺が 55 cm と 1212 cm
(2) 直角をはさむ2辺が 44 cm と 77 cm

答え

(1) 1313 cm
(2) 65\sqrt{65} cm

解説

三平方の定理「直角をはさむ2辺を aabb、斜辺を cc とすると a2+b2=c2a^2+b^2=c^2」を使います。

(1) 斜辺を xx cm とすると

x2=52+122=25+144=169x^2 = 5^2 + 12^2 = 25 + 144 = 169

x>0x > 0 だから x=169=13x = \sqrt{169} = 13。答えは 1313 cm です。5:12:135:12:13 は覚えておきたい整数の組です。

(2) 斜辺を xx cm とすると

x2=42+72=16+49=65x^2 = 4^2 + 7^2 = 16 + 49 = 65

x>0x > 0 だから x=65x = \sqrt{65}65=5×1365 = 5 \times 13 で2乗の因数を含まないので、これ以上簡単にできません。答えは 65\sqrt{65} cm です。

答えが整数にならないときは「根号の中が簡単にできないか」を必ず確認しましょう。

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2基本

次の直角三角形の残りの辺の長さを求めよ。
(1) 斜辺が 1010 cm、他の1辺が 66 cm
(2) 斜辺が 88 cm、他の1辺が 44 cm

答え

(1) 88 cm
(2) 434\sqrt{3} cm

解説

斜辺が分かっているときは、a2=c2b2a^2 = c^2 - b^2 の形(引き算)になります。

(1) 求める辺を xx cm とすると

x2+62=102x^2 + 6^2 = 10^2
x2=10036=64x^2 = 100 - 36 = 64

x>0x > 0 だから x=8x = 8。答えは 88 cm です(6:8:10=3:4:56:8:10 = 3:4:5 の直角三角形です)。

(2) 求める辺を xx cm とすると

x2+42=82x^2 + 4^2 = 8^2
x2=6416=48x^2 = 64 - 16 = 48

x>0x > 0 だから x=48=16×3=43x = \sqrt{48} = \sqrt{16 \times 3} = 4\sqrt{3}。答えは 434\sqrt{3} cm です。

「斜辺の2乗から引く」のか「足す」のかを取り違えるのが典型的なミスです。斜辺(いちばん長い辺)がどれかを最初に確認しましょう。検算として 42+(43)2=16+48=64=824^2 + (4\sqrt{3})^2 = 16 + 48 = 64 = 8^2 が成り立つことも確かめられます。

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3基本

次の長さを3辺とする三角形は、直角三角形といえるか答えよ。
(1) 77 cm、2424 cm、2525 cm
(2) 55 cm、66 cm、88 cm
(3) 2\sqrt{2} cm、3\sqrt{3} cm、5\sqrt{5} cm

答え

(1) 直角三角形といえる
(2) 直角三角形といえない
(3) 直角三角形といえる

解説

三平方の定理の逆を使います。いちばん長い辺を cc として、a2+b2=c2a^2 + b^2 = c^2 が成り立つかどうかを調べます。

(1) いちばん長い辺は 2525 cm。

72+242=49+576=625,252=6257^2 + 24^2 = 49 + 576 = 625, \qquad 25^2 = 625

等しいので、直角三角形といえます(7:24:257:24:25 も有名な整数の組です)。

(2) いちばん長い辺は 88 cm。

52+62=25+36=61,82=645^2 + 6^2 = 25 + 36 = 61, \qquad 8^2 = 64

616461 \ne 64 なので、直角三角形とはいえません。

(3) いちばん長い辺は 5\sqrt{5} cm(2<3<52 < 3 < 5 より 2<3<5\sqrt{2} < \sqrt{3} < \sqrt{5})。

(2)2+(3)2=2+3=5,(5)2=5(\sqrt{2})^2 + (\sqrt{3})^2 = 2 + 3 = 5, \qquad (\sqrt{5})^2 = 5

等しいので、直角三角形といえます。

必ず「いちばん長い辺」を右辺(cc)にして比べること。ここを間違えると正しく判定できません。

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4基本

次の長さを求めよ。
(1) 直角をはさむ2辺がともに 55 cm の直角二等辺三角形の斜辺の長さ
(2) 30°30°60°60°90°90° の直角三角形で、斜辺が 88 cm のときの残りの2辺の長さ

答え

(1) 525\sqrt{2} cm
(2) 44 cm(30°30° の向かいの辺)と 434\sqrt{3} cm(60°60° の向かいの辺)

解説

特別な直角三角形の3辺の比を使います。

(1) 直角二等辺三角形の3辺の比は 1:1:21:1:\sqrt{2} です。比の 11 にあたる辺が 55 cm なので、斜辺は

5×2=525 \times \sqrt{2} = 5\sqrt{2}

より 525\sqrt{2} cm です。三平方の定理でも 52+52=505^2 + 5^2 = 5050=52\sqrt{50} = 5\sqrt{2} と確かめられます。

(2) 3辺の比は 1:2:31:2:\sqrt{3} で、比の 22 にあたるのが斜辺です。斜辺が 88 cm だから、比の 11 にあたる辺(30°30° の向かい)は

8÷2=48 \div 2 = 4

より 44 cm、比の 3\sqrt{3} にあたる辺(60°60° の向かい)は

4×3=434 \times \sqrt{3} = 4\sqrt{3}

より 434\sqrt{3} cm です。

検算: 42+(43)2=16+48=64=824^2 + (4\sqrt{3})^2 = 16 + 48 = 64 = 8^2

「短い辺が 30°30° の向かい、長い辺が 60°60° の向かい」という対応(小さい角の向かいの辺は短い)を意識すると、取り違えを防げます。

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5基本

次の対角線の長さを求めよ。
(1) 1辺が 66 cm の正方形の対角線
(2) 縦 44 cm、横 88 cm の長方形の対角線

答え

(1) 626\sqrt{2} cm
(2) 454\sqrt{5} cm

解説

対角線を斜辺とする直角三角形に、三平方の定理を使います。

(1) 対角線を xx cm とすると

x2=62+62=36+36=72x^2 = 6^2 + 6^2 = 36 + 36 = 72

x>0x > 0 だから x=72=36×2=62x = \sqrt{72} = \sqrt{36 \times 2} = 6\sqrt{2}。答えは 626\sqrt{2} cm です。「1辺 aa の正方形の対角線は 2a\sqrt{2}a」という形で覚えておくと速いです。

(2) 対角線を xx cm とすると

x2=42+82=16+64=80x^2 = 4^2 + 8^2 = 16 + 64 = 80

x>0x > 0 だから x=80=16×5=45x = \sqrt{80} = \sqrt{16 \times 5} = 4\sqrt{5}。答えは 454\sqrt{5} cm です。

根号の中はできるだけ簡単な形に直すこと。72\sqrt{72}80\sqrt{80} のままでは正解になりません。

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6標準

1辺が 66 cm の正三角形について、高さと面積を求めよ。

答え

高さ 333\sqrt{3} cm、面積 939\sqrt{3} cm²

解説

正三角形 ABC の頂点 A から底辺 BC に垂線 AH を引きます。正三角形では、この垂線の足 H は BC の中点になるので

BH=6÷2=3BH = 6 \div 2 = 3

より BH=3BH = 3 cm です。直角三角形 ABH で三平方の定理を使うと

AH2=AB2BH2=6232=369=27AH^2 = AB^2 - BH^2 = 6^2 - 3^2 = 36 - 9 = 27

AH>0AH > 0 だから

AH=27=9×3=33AH = \sqrt{27} = \sqrt{9 \times 3} = 3\sqrt{3}

高さは 333\sqrt{3} cm です。

面積は「底辺 ×\times 高さ ×12\times \dfrac{1}{2}」で

12×6×33=93\frac{1}{2} \times 6 \times 3\sqrt{3} = 9\sqrt{3}

より 939\sqrt{3} cm² です。

1辺 aa の正三角形の高さ 32a\dfrac{\sqrt{3}}{2}a、面積 34a2\dfrac{\sqrt{3}}{4}a^2a=6a=6 を代入して、高さ 333\sqrt{3} cm、面積 939\sqrt{3} cm² となることでも検算できます。

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7標準

次の2点間の距離を求めよ。
(1) A(2, 1)\mathrm{A}(2, \ -1)B(5, 3)\mathrm{B}(5, \ 3)
(2) C(1, 3)\mathrm{C}(-1, \ 3)D(2, 2)\mathrm{D}(2, \ -2)

答え

(1) 55
(2) 34\sqrt{34}

解説

2点間の距離の公式 (x2x1)2+(y2y1)2\sqrt{(x_2-x_1)^2 + (y_2-y_1)^2} を使います。

(1) xx 座標の差は 52=35 - 2 = 3yy 座標の差は 3(1)=43 - (-1) = 4 です。

AB=32+42=9+16=25=5AB = \sqrt{3^2 + 4^2} = \sqrt{9 + 16} = \sqrt{25} = 5

(2) xx 座標の差は 2(1)=32 - (-1) = 3yy 座標の差は 23=5-2 - 3 = -5 です。差が負の数になっても、2乗すれば正になるのでそのまま計算できます。

CD=32+(5)2=9+25=34CD = \sqrt{3^2 + (-5)^2} = \sqrt{9 + 25} = \sqrt{34}

34=2×1734 = 2 \times 17 で2乗の因数を含まないので、34\sqrt{34} が答えです。

負の座標が出てくるときは、差の計算 3(1)=43 - (-1) = 4 のような符号の処理でミスが起きがちです。座標の差を求めるところをていねいに計算しましょう。

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8標準

半径 66 cm の円 O がある。中心 O からの距離が 44 cm である弦 AB の長さを求めよ。

答え

454\sqrt{5} cm

解説

中心 O から弦 AB に垂線 OH を引くと、H は AB の中点になります(円の中心から弦に引いた垂線は弦を2等分する)。

OA=6OA = 6 cm(半径)、OH=4OH = 4 cm、OHA=90°\angle OHA = 90° だから、直角三角形 OAH で三平方の定理を使うと

AH2=OA2OH2=6242=3616=20AH^2 = OA^2 - OH^2 = 6^2 - 4^2 = 36 - 16 = 20

AH>0AH > 0 だから

AH=20=4×5=25AH = \sqrt{20} = \sqrt{4 \times 5} = 2\sqrt{5}

H は AB の中点なので

AB=2×AH=2×25=45AB = 2 \times AH = 2 \times 2\sqrt{5} = 4\sqrt{5}

答えは 454\sqrt{5} cm です。

AHAH は弦の「半分」であることに注意。252\sqrt{5} cm のまま答えてしまうミスがとても多いので、最後に2倍したかを必ず確認しましょう。

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9標準

半径 66 cm の円 O があり、中心 O から 1010 cm 離れた点 P からこの円に接線を引き、接点を A とする。線分 PA の長さを求めよ。

答え

88 cm

解説

円の接線は、接点を通る半径に垂直です。つまり OAP=90°\angle OAP = 90° なので、三角形 OAP は OP を斜辺とする直角三角形です。

OP=10OP = 10 cm、OA=6OA = 6 cm(半径)だから、三平方の定理より

PA2=OP2OA2=10262=10036=64PA^2 = OP^2 - OA^2 = 10^2 - 6^2 = 100 - 36 = 64

PA>0PA > 0 だから

PA=64=8PA = \sqrt{64} = 8

答えは 88 cm です(6:8:10=3:4:56:8:10 = 3:4:5 の直角三角形です)。

接線の問題では「半径 ⊥ 接線」から直角を見つけるのが定石です。斜辺は OP(中心と外の点を結ぶ線分)であることに注意しましょう。

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10標準

33 cm、横 44 cm、高さ 55 cm の直方体の対角線の長さを求めよ。

答え

525\sqrt{2} cm

解説

直方体の対角線の公式 a2+b2+c2\sqrt{a^2+b^2+c^2} を使います。なぜこの公式になるかも確認しておきましょう。

まず底面(縦 33 cm、横 44 cm の長方形)の対角線の2乗は

32+42=9+16=253^2 + 4^2 = 9 + 16 = 25

次に、この底面の対角線と高さ 55 cm がつくる直角三角形の斜辺が、直方体の対角線です。対角線を dd cm とすると

d2=25+52=25+25=50d^2 = 25 + 5^2 = 25 + 25 = 50

d>0d > 0 だから

d=50=25×2=52d = \sqrt{50} = \sqrt{25 \times 2} = 5\sqrt{2}

答えは 525\sqrt{2} cm です。

公式で一気に計算しても 32+42+52=9+16+25=50=52\sqrt{3^2+4^2+5^2} = \sqrt{9+16+25} = \sqrt{50} = 5\sqrt{2} となり、同じ結果になります。三平方の定理を2回使っている、という仕組みを理解しておくと応用がききます。

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11標準

底面の半径が 33 cm、母線の長さが 99 cm の円錐がある。この円錐の高さと体積を求めよ。

答え

高さ 626\sqrt{2} cm、体積 182π18\sqrt{2}\pi cm³

解説

円錐の頂点から底面の中心に下ろした垂線が「高さ」です。母線・底面の半径・高さで直角三角形ができ、母線が斜辺になります。

高さを hh cm とすると、三平方の定理より

h2=9232=819=72h^2 = 9^2 - 3^2 = 81 - 9 = 72

h>0h > 0 だから

h=72=36×2=62h = \sqrt{72} = \sqrt{36 \times 2} = 6\sqrt{2}

高さは 626\sqrt{2} cm です。

体積は「底面積 ×\times 高さ ×13\times \dfrac{1}{3}」で、底面積は π×32=9π\pi \times 3^2 = 9\pi cm² だから

13×9π×62=3π×62=182π\frac{1}{3} \times 9\pi \times 6\sqrt{2} = 3\pi \times 6\sqrt{2} = 18\sqrt{2}\pi

体積は 182π18\sqrt{2}\pi cm³ です。

母線(斜辺)と高さを混同しないこと。母線は側面に沿った長さ、高さは垂直に測った長さで、必ず「母線 > 高さ」になります(62=72<81=96\sqrt{2} = \sqrt{72} < \sqrt{81} = 9 なので確かに成り立っています)。

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12発展

底面が1辺 66 cm の正方形で、他の辺(頂点と底面の頂点を結ぶ辺)がすべて 99 cm の正四角錐 O-ABCD がある。この正四角錐の高さと体積を求めよ。

答え

高さ 373\sqrt{7} cm、体積 36736\sqrt{7} cm³

解説

正四角錐では、頂点 O から底面に下ろした垂線の足 H は、底面の正方形 ABCD の対角線の交点(中心)に一致します。そこで、直角三角形 OAH を切り出して考えます。

まず底面の対角線 AC の長さを求めます。1辺 66 cm の正方形の対角線だから

AC=62AC = 6\sqrt{2}

H は AC の中点なので

AH=622=32AH = \frac{6\sqrt{2}}{2} = 3\sqrt{2}

より AH=32AH = 3\sqrt{2} cm です。

次に、直角三角形 OAH(OHA=90°\angle OHA = 90°、斜辺 OA=9OA = 9 cm)で三平方の定理を使います。高さを OH=hOH = h cm とすると

h2=OA2AH2=92(32)2=8118=63h^2 = OA^2 - AH^2 = 9^2 - (3\sqrt{2})^2 = 81 - 18 = 63

h>0h > 0 だから

h=63=9×7=37h = \sqrt{63} = \sqrt{9 \times 7} = 3\sqrt{7}

高さは 373\sqrt{7} cm です。

体積は、底面積が 6×6=366 \times 6 = 36 cm² だから

13×36×37=367\frac{1}{3} \times 36 \times 3\sqrt{7} = 36\sqrt{7}

より 36736\sqrt{7} cm³ です。

(32)2=9×2=18(3\sqrt{2})^2 = 9 \times 2 = 18 の計算を 66 などと間違えやすいので注意。「対角線の半分を求める → 高さを求める → 体積を求める」という3ステップの流れは、正四角錐の問題の定石です。

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13発展

AB=4AB = 4 cm、AD=8AD = 8 cm の長方形 ABCD を、対角線 BD を折り目として BCD\triangle BCD を折り返したところ、点 C は点 E に移り、辺 AD と線分 BE は点 F で交わった。
(1) 線分 FD の長さを求めよ。
(2) FBD\triangle FBD の面積を求めよ。

答え

(1) 55 cm
(2) 1010 cm²

解説

折り返しの問題では、「折り返しても角の大きさは変わらない」ことと「平行線の錯角」を組み合わせるのが定石です。

(1) まず、FBD\triangle FBD が二等辺三角形であることを示します。

AD と BC は平行だから、錯角より

FDB=DBC\angle FDB = \angle DBC

折り返しなので、DBC\angle DBC は折り返し後も大きさが変わらず

DBF=DBC\angle DBF = \angle DBC

よって FDB=DBF\angle FDB = \angle DBF となり、FBD\triangle FBDFB=FDFB = FD の二等辺三角形です。

そこで FD=xFD = x cm とおくと、FB=xFB = x cm、AF=ADFD=8xAF = AD - FD = 8 - x (cm) です。直角三角形 ABF(A=90°\angle A = 90°)で三平方の定理を使うと

AB2+AF2=FB2AB^2 + AF^2 = FB^2
42+(8x)2=x24^2 + (8-x)^2 = x^2

左辺を展開すると

16+6416x+x2=x216 + 64 - 16x + x^2 = x^2

両辺から x2x^2 を消して

8016x=0x=580 - 16x = 0 \qquad x = 5

よって FD=5FD = 5 cm です。

検算: AF=85=3AF = 8 - 5 = 3AB=4AB = 432+42=9+16=25=523^2 + 4^2 = 9 + 16 = 25 = 5^2 ✓(3:4:53:4:5 の直角三角形になっています)

(2) FBD\triangle FBD の底辺を FD=5FD = 5 cm とみると、高さは点 B と直線 AD の距離、すなわち AB=4AB = 4 cm です。よって

FBD=12×5×4=10\triangle FBD = \frac{1}{2} \times 5 \times 4 = 10

答えは 1010 cm² です。

「折り返し → 二等辺三角形を見つける → 長さを xx とおいて三平方の定理」という流れは、高校入試で最頻出のパターンの1つです。必ず自分の手で図をかいて確認しましょう。

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14発展

AB=4AB = 4 cm、AD=2AD = 2 cm、AE=2AE = 2 cm の直方体 ABCD-EFGH がある(四角形 ABCD が上の面、四角形 EFGH が下の面で、AE、BF、CG、DH が縦の辺)。この直方体の表面にそって、頂点 A から頂点 G まで糸をかける。糸の長さが最も短くなるときの、糸の長さを求めよ。

答え

424\sqrt{2} cm

解説

立体の表面上の最短距離は、糸が通る面を展開図に広げて考えます。展開図の上では、最短の糸は A と G を結ぶ線分(直線)になります。糸のかけ方(通る面の組)によって展開図が変わるので、それぞれ計算して比べます。

【かけ方1】面 ABFE(縦 22 cm、横 44 cm)と面 BFGC(縦 22 cm、横 22 cm)を通る場合。2つの面を辺 BF で開いて1つの長方形にすると、横 AB+BC=4+2=6AB + BC = 4 + 2 = 6 (cm)、縦 AE=2AE = 2 cm の長方形になり、糸の長さは

62+22=36+4=40=210\sqrt{6^2 + 2^2} = \sqrt{36 + 4} = \sqrt{40} = 2\sqrt{10}

【かけ方2】面 ABFE と下の面 EFGH を通る場合。辺 EF で開くと、縦 AE+EH=2+2=4AE + EH = 2 + 2 = 4 (cm)、横 AB=4AB = 4 cm の長方形になり、糸の長さは

42+42=16+16=32=42\sqrt{4^2 + 4^2} = \sqrt{16 + 16} = \sqrt{32} = 4\sqrt{2}

【かけ方3】面 ADHE と面 DHGC を通る場合(横 AD+DC=2+4=6AD + DC = 2 + 4 = 6、縦 22)は、かけ方1と同じ長方形になるので 2102\sqrt{10} cm です。残りのかけ方(上の面 ABCD を通る場合など)も、展開すると上の3つのどれかと同じ形の長方形になるので、新しい長さは出てきません。

42=324\sqrt{2} = \sqrt{32}210=402\sqrt{10} = \sqrt{40} で、根号の中で比べると 32<4032 < 40 だから、最短はかけ方2の

424\sqrt{2}

答えは 424\sqrt{2} cm です。

この問題のポイントは2つ。1つ目は「表面上の最短距離は展開図で直線になる」こと。2つ目は「どの面を通るかで長さが変わるので、すべてのかけ方を計算して比較する」ことです。1通りだけ計算して答えると、最短でない値を答えてしまうことがあります。

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